ポルシェ911派生オフローダー開発車両「ダカール」がニュル出現

■「911カレラ4」から3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを流用

ポルシェは現在、「911」をベースとするハイライディングモデルを開発中ですが、その最新プロトタイプがニュルブルクリンクに出現しました。

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ポルシェ 911 ハイライディング ダカール開発車両

捉えたプロトタイプは、ボディを大きくリフトアップ。フロントバンパー周辺を厳重にカモフラージュしているほか、分厚いフェンダーアーチを装備、ボンネットにはGT3風のスリムなエアベントが確認できます。

後部では、ダックテールスポイラーとは異なり、1980年代、90年代の911ターボに取り付けられていた「ティートレー」タイプと呼ばれるスポイラーが取り付けられているほか、大径のデュアルエキゾーストシステムがインストールされています。

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ポルシェ 911 ハイライディング ダカール開発車両

市販型車名に関して、これまで「911サファリ」が有力とされていましたが、先日ポルシェの伝説的ラリードライバー、ヴァルター・ロール氏がインスタグラムでハッシュタグ「#ダカール」と投稿、すぐに削除されたことから、「911ダカール」の車名が与えられる可能性が指摘されています。

パワートレインは「911カレラ4」から3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを流用、最高出力は443ps、最大トルク528Nmを発揮、駆動方式は全輪駆動が濃厚です。

911ダカール/サファリのワールドプレミアは、今後半年以内と予想されます。

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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