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■全世界で1億台を販売したゲームボーイ発売
1989(平成元)年4月21日、任天堂から携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」が発売されました。カセット型のソフトとして、スーパーマリオランドやテトリス、ベースボール、役満など多彩なソフトも発売。特にマリオとテトリスは爆発的な人気となり、携帯用ゲーム機としては初めて全世界の販売台数が1億台を超えました。当時の子供たちは、どこへ行くときにも常に持ち歩いていましたね。
4月21日には、タレントのトラウデン直美と朝日奈央、シンガーの久宝瑠理子、漫画家の臼井儀人、ボクサーの輪島功一、俳優のアンソニー・クイン、英国のエリザベス女王などが生まれています。本日紹介するのは、エリザベス女王です。
●英国の象徴であるエリザベス女王が誕生
エリザベス女王(全名、エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・オブ・ウィンザー)は1926(昭和元)年4月21日、国王ジョージ5世の次男、ヨーク公アルバート王子(後のジョージ6世)の長女として生まれました。1936年、王位継承権を持つ父の兄であるエドワード8世が離婚歴のある米国人女性と結婚して退位したため、急転直下父親のヨーク公がジョージ6世として即位します。
1947年、エリザベス女王はギリシャ王室の血を引くフィリップ・マウントバッテン大尉(エディンバラ公)と結婚し、3男1女の母となります。1952年に父親のジョージ6世が逝去したため、1953年6月2日27歳の若さで王位を継承、63代目にして6人目の女王となります。1990年以降、皇太子や王子など王室ファミリーに様々なスキャンダルが噴出して、王室に対する風当たりが厳しい時期もありましたが、エリザベス女王は在位69年間ずっと英国人からは敬意をもって愛され続けています。日本の皇室と比べるといろいろ違いはありますが、ともに国の象徴として活動している点は共通ですね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?
●佐藤琢磨が歴史ある米国インディカー・シリーズで日本人として初優勝!
2013(平成25)年4月21日、佐藤琢磨が米国インディカー・シリーズ第3戦の「グランプリ・オブ・ロングビーチ」で日本人初の優勝を飾りました。インディカー・シリーズは、米国のフォーミュラカーレースの最高峰。なかでもインディ500は、ル・マン24時間レースとF1モナコGPととともに世界三大レースとされる権威あるレースです。
インディカーはシャシーがダラーラ製のワンメイクで、エンジンはホンダ製とシボレー製の2択と、F1のように独自のチューニングする部分が少なく、ドライバーの技術が問われるレースです。またコースが単純なオーバルなので平均車速が350km/h超(F1は240km/h程度)と高いことが特徴です。
2013年シーズンの佐藤選手は、A.J.フォイト・レーシングから最高出力550PS超のホンダ製DOHC 2.2L V6ツインターボエンジン搭載のダラーラDW12で参戦。ロングビーチの決勝は2列目4番手からスタートしますが、29周目でトップに立つとそのまま安定した走りでフィニッシュ、日本人初の栄光を手にしました。
その後、佐藤選手は2017年と2020年には、ついに頂点のインディ500を制覇し、長いインディカーの歴史にその名を刻みました。F1でも3位の表彰台を獲得しており、F1とインディカー両方で表彰台を経験した唯一の日本人ドライバーでもあります。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)