■レジャーアクティビティに焦点。遊び尽くせるMPV
フォードが販売する人気MPV「トルネオ」に設定されるプラグインハイブリッドモデルの市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
トルネオコネクトは「トランジット コネクト」をベースに開発、現行型は2021年10月に発売されました。
同社にはミニバンの「MAX」シリーズがありますが、トルネオはレジャーアクティビティに焦点を当てています。大容量の居住空間、荷室を持ち、自転車、サーフボード、キャンプ用品など、レジャーアイテムがざくざく積めるのです。
フォードとVWが新型モデルの共同開発に合意してから約2年が経過、そのパートナーシップの成果がここにあります。
昨年発表された、フォルクスワーゲン(VW)「Caddy」(キャディ)の自社バージョン「トルネオ コネクト」に、ついに初のプラグインハイブリッドバージョンが導入されることになります。
スウェーデンで捉えたプロトタイプは、VWと共有するボディパネルに専用のバンパー、グリル、ヘッドライト、ボンネット、フェンダーを装備。VWモデルでよく見られる、フロント左フェンダーには充電ポートが確認できます。しかし、後部を見ると「VW」エンブレムと「CADDY」のロゴを装着するなど奇妙な点が見られます。
市販型パワートレインは、VWゴルフなど他の多くのMQBベースのモデルに見られる「eHybrid」システムを流用する可能性があります。これは1.4リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンと電気モーターで構成されます。
システム合計の最高出力は218PS・最大トルクは350Nmを発揮し、EV航続は40マイル(60km)を誇ります。そのほか、最高出力114psを発揮する1.5リットルガソリンエンジン、最高出力112psを発揮する2.0リットルディーゼルエンジンなどがラインアップされます。
トルネオ コネクトPHEVは、2022年内にデビューする予定となっています。