■スクラムトラックは、3ATから4AT化、アイドリングストップの追加で大幅に燃費を向上
スズキからOEM供給を受けているマツダ・スクラムワゴン、スクラムバン、スクラムトラックが2022年1月14日に一部改良を受けました。
軽ワゴン、軽バン、軽トラックは、はたらくクルマとしてはもちろん、軽キャンパーのベース車としても大人気です。なお、以前お伝えしたように、供給元となるスズキ・エブリイ、エブリイワゴンも同様の変更を受けています。
軽乗用のスクラムワゴンは、リヤルームランプがLEDに変更されたのをはじめ、オーバーヘッドシェルフが採用され、夜間の作業性やポケッテリアの充実化が図られています。
「PZターボスペシャル」には、本革巻きステアリングが追加されるなど、質感向上も盛り込まれています。軽商用モデルのスクラムバンは、4AT車にアイドリングストップシステムが追加され、実用燃費の向上が図られています。
スクラムワゴンと同様に、ラゲッジルームランプがLEDに変更され、夜間で作業がしやすくなっています。ほかにも「バスター」に、ディスチャージヘッドランプが標準化され、視認性が高まるなど安全装備を強化。
スクラムトラックは、3ATから4ATに進化すると共に、アイドリングストップも加わったことで、WLTCモード燃費が15.7km/L(2WD/4AT)と、改良前よりも10.5%改善しています。
なお、軽乗用車スクラムワゴンの全グレード、軽商用車のスクラムバンとスクラムトラックの一部グレードは、「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」に該当します(スクラムバンは「PAスペシャル」「PC」「バスター」。スクラムトラックは、「KCエアコン・パワステ・4AT・セーフティパッケージ装着車」「KX」が対象)。
軽ワゴン、バン、トラックは、ダイハツ・ハイゼットシリーズのフルモデルチェンジ(カーゴ)、マイナーチェンジ(トラック)もあり、競争が激化するのは必至です。
●価格帯
スクラムワゴン:156万9700円~192万9400円
スクラムバン:99万1100円~151万9100円
スクラムトラック:88万2200円~133万3200円
(塚田勝弘)