「官能の塊」RIHO×日産GT-R【注目モデルでドライブデート!? Vol.115】

■AT免許でOK

RIHO × GT-R
日産GT-R

「エンジンがかかった時に“カラカラ”ってトランスミッションの音がするでしょ。ワタシ、あの音がけっこう好き」

彼女の感覚がマニアックなのは、根っからの乗り物好きだからだろう。

普通自動車免許だけでなく、2輪の大型免許や二級小型船舶免許を持ち、とにかく乗り物を楽しむ。ついでに言えば、看護師資格と保健師の資格も持っている。

RIHO × GT-R
今回の“彼女”は、RIHOさん!

「ちょっと運転させてよ。私も運転できるかな?」

R35型のGT-Rが過去の「スカイラインGT-R」に対して革新的なのは、単に300km/hを前提とした速さだけではない。トランスミッションがMTからAT(デュアルクラッチ)となり、ギヤチェンジやクラッチ操作が不要になったことだ。

だから超高性能車だからといって気難しさは微塵もなく、AT免許を取ったばかりの人でも気軽に運転できる。これって凄いことではないだろうか。

●不思議な加速

RIHO × GT-R
「運転、できる!」

「鋭い加速だけど、信じられないくらい滑らかでスムーズ」

「とても速いのに、それを感じさせない安定感」

「余裕のある大人の走りって感じかな」

自分で操ってのドライブを終えた彼女は、GT-Rをそう評価した。

RIHO × GT-R
オシリが魅力的

たしかに、GT-Rの加速感は不思議だ。とてつもなく速いんだけど、強引さや粗さは一切ない。そして、ドライビングプレジャーは決してアクセル全開時だけでなく、3000回転付近からゆっくりとアクセルを踏み込んだ時の、響き渡るような音色と鼓動も魅惑的だ。

生き生きと走るGT-Rは、実はエンジンの音とフィーリングが織りなす官能の塊といっても、それは決してオーバーな表現ではない。

●果たして?

RIHO × GT-R
強力なブレーキ

ところでR35型のGT-Rは、もしかするとそろそろ役目を終えるのかもしれない。

「GT-R NISMO」が予定販売台数を受注してオーダーを終了し、限定車として発売された「プレミアムエディションT-spec」や「トラックエディション・エンジニアードby NISMO T-spec」が抽選販売を終えている。

しかしそれだけではなく、限定モデル以外の仕様も新規受注が止まっているのだ。いま、GT-Rは仕様を問わずオーダーできないのである。

RIHO × GT-R
憧れのGT-R

このまま生産を終えるのではないか…という噂もあるが、果たして?

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:RIHO/ヘア&メイク:則 めぐみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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