■「Ring Racing」とパートナーシップ契約を締結したTOYO TIRE
TOYO TIREは、ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース(50th ADAC TOTAL 24h-Rennen)」、同サーキットで開幕する「NLS耐久シリーズ(Nürburgring Langstrecken Serie)」に参戦すると発表しました。
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、ドイツ国内はもちろん、世界的にも高い知名度を誇る耐久レースで、ワークスはもちろん、プライベーターも多く参戦する人気レース。2022年は5月26日(木)から29日(日)にかけて開催されます。
「NLS耐久シリーズ」は、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するドライバーがコースの完熟や実戦テストのために参戦するシリーズで、今年は2022年3月26日(土)に開催されます。
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、TOYO TIREがヨーロッパでのレース活動の中心として注力している、世界でも過酷な耐久レース。ニュルブルクリンクは、プファルツ州ラインラント地方にあるニュルブルクの全長約25kmのサーキットです。
「GPコース」と呼ばれる約5kmの通常サーキット、「ノルドシュライフェ(北コース)」と呼ばれる約20kmのサーキットで構成されています。
中でも過酷な北コースは、約300mの高低差があり、170か所を超えるコーナーや外側の傾斜面を高くしたヘアピンカーブなどが続きます。山間部特有の急な天候変化にも見舞われやすく、このコースを24時間走るレースには、自動車やタイヤメーカーが総合的な性能を追求する場として数多く参戦しています。
TOYO TIREは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに向けて、同サーキットで行なわれる「NLS耐久シリーズ」にも出走する予定としています。
同社は、参戦体制を刷新し、ニュルブルクリンク近郊で10年以上レース活動・車両製作を手がけるレースチームの「Ring Racing」とパートナーシップ契約を締結しています。
同チームの「TOYOTA GR Supra GT4」向けにレースタイヤが開発・供給され、「TOYO TIRES」のブランドをアピールする構えです。こうしたレース活動は、ブランドイメージの向上のみならず、市販向けタイヤへの技術のフィードバックも期待されます。
(塚田勝弘)