■日本郵便仕様も登場
三菱自動車は、2022年3月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「第1回 脱炭素経営 EXPO 春展」に出展します。出展されるのは、日本国内で唯一の軽商用EVのミニキャブ・ミーブ。日本の軽商用EVでは、佐川急便が中国製EVを導入すると一部で話題を集めています。
実は日本のスタートアップで、EVのファブレスメーカー(企画、開発、製造などを行う)であるASFが、中国の自動車メーカー(五菱)に小型商用EVの製造を委託し、佐川急便向けに納品するという流れになっています。
中国製EVの日本参入というタイトルが一人歩きした感がありますが、商用の軽EVは日本には現在販売が停止されている同モデルしかないのも現実です。
そんな中、三菱自動車は2022年秋にミニキャブ・ミーブの販売を再開するとしています。「第1回 脱炭素経営 EXPO 春展」では、三菱からミニキャブ・ミーブと、日本郵便が配送用で使っている日本郵便仕様が出展されます。
日本郵便仕様は、あの赤いボディが静かに(車両接近通報装置の音がする)街中で活躍する姿を見かけます。
脱炭素化によりバッテリーEVがかつてないほど注目を集めている中、この商用軽EVの存在感が高まるかどうかは、日本製軽商用EVにとっても重要なテーマになりそうです。
なお、ミニキャブ・ミーブの航続距離は150km(JC08モード)となっています。
(塚田 勝弘)
【関連リンク】
第1回 脱炭素経営 EXPO 春展
https://www.decarbonization-expo.jp/ja-jp.html