■クーペ用に新開発された4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載
ポルシェは現在、クロスオーバー・クーペSUV「カイエン クーペ」改良型を開発中ですが、そのラインアップに昨年加わったパフォーマンス志向の「ターボGT」改良型の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ターボGTはクーペ用に新開発された4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力640ps・最大トルク850Nmを発揮。
8速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、0-100km/h加速3.3秒、最高速度300km/hの動力性能を誇る、サーキットに近いスポーツSUVです。
これまでニュルブルクリンク北コースにおいて、7分38秒9を叩き出し、世界最速SUVの称号も手に入れています。
先日はベースとなるカイエンクーペ開発車両をキャッチ。LEDテールライトが刷新されるカモフラージュをまとっていましたが、ターボGTも同じデザインを共有すると思われます。
そのほか、センター2本出しの大径エキゾーストパイプを含むリアバンパーがリフレッシュされます。フロントエンドでは、ヘッドライトや、グリルとエアインテーク周辺をカモフラージュ、新設計されることを示唆しています。
車内には、アップデートされたインフォテインメントシステム、デジタルダイヤル、911にインスパイアされた新設計のミニマムギアシフター、そしてフルデジタルインストルメントクラスターが初めて装備されるなど、ベースモデル同様に大きな進化が見られると予想されます。
カイエン クーペでは、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンが、最高出力640ps・最大トルク850Nmへ大きく向上することが予想されています。
これは現在のカイエンターボと比較してパワーが90ps、トルクが80Nmと大幅に強化、カイエンターボGTと並ぶことになります。つまりターボGTはV8エンジンに磨きをかけ、700ps以上に強化される可能性がありそうです。
カイエンクーペ改良型のワールドプレミアは2022年内とみられ、ターボGTは遅れて2023年以降となりそうです。