■システム合計出力は305ps、最大トルク605Nmを発揮、航続距離は618kmに
ヒュンダイ改めヒョンデは、日本市場復活に伴いフルエレクトリック「アイオニック 5」の日本導入を発表していますが、そのパフォーマンスモデルとみられる「アイオニック 5N」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
アイオニック 5は、新開発の「E-GMP」(E-Global Module Platform)を採用。
ベースモデルに58kWh、上位モデルに72.6kWhバッテリーを搭載、システム合計出力は305ps、最大トルク605Nmのパフォーマンスを発揮します。
また上位モデルの航続距離は618kmと、日産「アリア」の470km、トヨタ「bZ4X」の530kmを圧倒する動力パフォーマンスを誇ります。
ベースモデルでもその実力を見せつけられますが、さらなる高性能モデルが登場すれば、もはや手がつけられない状態となります。
捉えたプロトタイプは、フラッシュマウントドアハンドル、パラメティックピクセルLED照明ユニットなど、ベースモデルと同様の仕様が見てとれます。
しかし、よく見るとボディを若干ローダウン。ベースモデルのフロントディスク12.8インチ(325mm)より大幅に大きく、より強力なブレーキシステムを装備しています。起亜「EV6GT」と同様の電子式リミテッドスリップディファレンシャルソフトウェアも備えている可能性があるでしょう。
ホイールアーチには小さなフェンダーフレアを装着、実際のホイールサイズを隠している様子がうかがえるほか、全体的にカモフラージュが厳重で、アグレッシブなバンパーや後部のディフューザーなどを隠している可能性も高いです。
EVスペックは「EV6GT」と共有する可能性があり、その場合77.4kWhのバッテリーパックを積み、最高出力577ps・最大トルク740Nmを発揮するデュアルモーター四輪駆動システムを採用、0-100km/h加速わずか3.5秒というハイパフォーマンスが予想されます。
気になる日本市場への導入ですが、ベースモデルの人気次第で十分ありえると言えるでしょう。