■フロントに電気モーターを搭載、最高出力は初の200psオーバーか
BMWミニは現在、「MINI」ファミリー次期型を開発していますが、フルエレクトリックモデルとなる「クーパーSE」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
第3世代となる現行型MINIは2013年に発売され、2019年にはフルエレクトリックモデル「クーパーSE」が登場、2021年にはベースモデル、EVともども大幅改良が行われています。
フィンランドの氷上で捉えたプロトタイプはフルカモフラージュながら、現行型と比較していくつかの変更点がみられます。
フロントエンドでは微調整されているヘッドライトを装備、ライト周辺がグレーの円で囲まれており、これは現行型より大型化される可能性もありますが、おそらく単なる擬装で、內部には円形のLEDデイタイムランニングライトが組み込まれるはずです。
後部では四角い楕円形のテールライトが、横向きのピラミッドのようなアウトラインに置き換えられているほか、テールゲートのシャープな開口部も確認できます。
コクピットの画像は、先日捉えた「クロスオーバー」(海外名:カントリーマン)次期型のものです。
ダッシュボード中央には現行型とは異なる突き出た巨大なフローティング・ラウンドスクリーンが配置されています。円形のタッチスクリーンは、小さなデジタル・インストルメントクラスターと、ヘッドアップディスプレイを操作します。おそらく基本的コンポーネントはSEと共有することになるでしょう。
現行型SEのEVスペックはフロントに電気モーターを搭載、最高出力は187psを発揮、0-60km/h加速3.9秒、0-100km/h加速7.3秒のパフォーマンスを持ちますが、次期型ではこれらの数値が向上、最高出力は初の200ps超えも予想されます。
また MINIブランドでは、高性能JCW(ジョンクーパーワークス)初のEVを開発していることを発表しており、このクーパーSEに設定、さらなるパフォーマンスEVが期待できそうです。