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■低予算で買える、ベストバイ2022はどれだ!?
ホンダ車の純正アクセサリーやコンプリートカー「Modulo X(モデューロエックス)」を手掛けるホンダアクセスが、20歳~69歳のドライバー1,000人にアンケートを実施し、「クルマ選びとクルマの利用に関する調査2021」を発表しました。
このデータによると、現在乗っているクルマの購入価格で最も多いのが、150万~200万円未満が18.9%。続いて17.5%の100万~150万円未満となり、平均額は209万円となっています。
そこで、ここでは予算150万~200万円で手に入れられるベストバイの新車5モデルを紹介します。
●トヨタ・ルーミー/ダイハツ・トール
トヨタ・ルーミーは2022年1月の新車販売台数ランキングで、第3位のコンパクトハイトワゴンです。ルーミーは兄弟車のダイハツ・トールとともに、2016年11月から販売開始されました。
ルーミーは広々とした空間「Living」と、余裕の走り「Driving」を掛け合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」をコンセプトとし、子育てファミリーをはじめ、幅広いお客様の日常にジャストフィットするコンパクトハイトワゴン。リアには乗降性に優れたパワースライドドアを採用し、ゆったりくつろげる室内の広さ、多彩なシートアレンジなど、ミニバンの持つ魅力をコンパクトカーに凝縮しています。
搭載するエンジンは、1L直列3気筒DOHCと直列3気筒ターボの2種類で、トランスミッションは全車CVTを採用。駆動方式は2WD(FF)を中心に、自然吸気エンジン車に4WDを設定しています。
2020年9月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更に加えて全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールを搭載した、予防安全機能スマートアシストを全車標準装備しています。
ルーミーの車両本体価格は155万6500円~209万円で、カスタムGTとカスタムG 4WDを除く全グレードが200万円以下となっています。
●スズキ・ソリオ
国産コンパクトハイトワゴンのパイオニアが、スズキ・ソリオです。新車販売台数はスズキの登録車の中で最も多い3,670台を記録しています。
現行型ソリオは2020年11月に登場。モデル体系は、先代と同じ標準車のソリオと、押し出し感のある外観デザインを採用したソリオバンディットの2種類。新開発のプラットフォーム「ハーテクト」を採用し、先代モデルと比べて、全長を80mm(ソリオ バンディットは70mm)延長。さらに荷室床面長を100mm 拡大したことで、大きな荷室と広く使える室内空間の両立を実現しています。
インテリアは内装部品の形状見直しにより、後席左右乗員の肩回りスペースを広げたことで、後席3人乗車時の快適性を向上させています。全長を拡大しながらも最小回転半径は先代モデルと同じ4.8mとし、優れた取り回しの良さを維持しています。
搭載しているパワートレインは、1.2L直列4気筒エンジンに、ISGと呼ばれるモーター機能付発電機と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムと、1.2L直列4気筒エンジンの2種類。組み合わされるミッションは全車CVTで、駆動方式は全グレードで2WD(FF)と4WDを設定しています。
運転支援システムは、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能などがパッケージ化された「スズキセーフティサポート」を搭載。
また、走行中にステレオカメラが認識した道路標識を表示するカラーヘッドアップディスプレイや、長距離移動などの際にドライバーの運転操作の負担を軽減するアダプティブクルーズコントロールを、一部グレードに標準装備するなど、新しいモデルらしく充実しています。
ソリオの車両本体価格は158万1800円~214万8300円で、ハイブリッドMZとソリオバンディッドMVを除いたグレードが200万円以下で狙えます。
●ホンダ・フィット
4代目となる現行型ホンダ・フィットは、2020年2月に販売開始しました。歴代モデルが築き上げた優れた性能・機能をベースに、数値では表せない「安心感のある心地良い視界」「疲れにくい座り心地」「快適な乗り心地」、そして「快適な移動をサポートする使い心地」という4つの心地良さを提案しています。
現行型フィットの特長として、従来モデルのような装備などの違いでグレードを設定するのではなく、ユーザーのライフスタイルやライフステージに合わせた、異なる個性の5タイプを設定。
シンプルで、レンタカー仕様とも言える「ベーシック」をはじめ、生活になじむデザイン快適性を備えた「ホーム」、毎日をアクティブに過ごしたい人向けの「ネス」、そして週末に出掛けたくなるエンジョイライフに答えるクロスオーバーモデルの「クロスター」、洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュな「リュックス」の5種類から選ぶことができます。
搭載されているパワートレインは、1.3L直列4気筒ガソリンエンジンと、1.5L直列4気筒ガソリンエンジンと駆動・発電用の2つのモーターを採用したe:HEV(イーエッチイーブイ)と呼ばれるハイブリッドシステムの2種類。駆動方式は全グレードで2WD(FF)と4WDを用意しています。
ホンダ独自のセンタータンクレイアウトの採用により、コンパクトカーとしては多彩なシートアレンジが可能です。さらに、先進の運転支援システムであるホンダセンシングは全車標準装備していて、高い安全性能が魅力です。
フィットの車両本体価格は155万7600円~259万1600円で、ガソリン車ではクロスターの4WD、リュックスを除く全グレードが200万円以下。e:HEVではベーシックが199万7600円となっています。
●トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキー
2019年11月より販売開始されたトヨタ・ライズは、軽自動車をはじめ、スモールカー作りに定評のあるダイハツが、そのノウハウを活かして開発した全長4m以下のコンパクトSUV。ダイハツが開発・生産しトヨタにOEM供給されているモデルで、ダイハツ・ロッキーの兄弟車となります。
充実したトヨタのSUVラインアップの中で、最もボディサイズの小さいエントリーモデルとなります。ライズは、ダイハツの新世代のクルマづくりである「DNGA」を採用した第2弾モデルで、クルマの基礎にあたるプラットフォームから新開発されています。
搭載されているパワートレインは、デビュー当初は1L直列3気筒ターボエンジン+CVTのみでしたが、2021年11月にeスマートという新開発の1.2Lエンジンのハイブリッドシステム搭載車を追加。このハイブリッドシステムは、エンジンは発電専用で、発電した電力でモーターを駆動して走行するシリーズハイブリッド方式となります。
同時に、従来の1Lターボは4WD専用となり、2WD(FF)車には1.2L直列3気筒エンジンが搭載されています。さらに、運転支援機能は、予防安全機能「スマートアシスト」の機能を拡充しつつ、全車標準装備化。電動パーキングブレーキの採用により、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)に停止保持機能が追加され、長距離運転時の渋滞なども快適にサポートしてくれます。
ライズの車両本体価格は170万7000円~232万8000円で、1.2Lエンジンを搭載した2WD(FF)車のXとG。そして1LターボのXが200万円以下となっています。
●トヨタ・ヤリスクロス
2020年8月に登場したトヨタ・ヤリスクロスは、現在、国産SUVの中で最も人気の高いモデルと言えます。ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎつつ、新時代に求められる利便性にとどまらないコンパクトSUVの新たな価値を追求することを目指し、開発されました。
ボディサイズは全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmで、ライズより一回り大きなサイズとなります。外観デザインは「ENERGETIC SMART」をキーワードに、アクティブで洗練されたバランスの良いプロポーションを追求。インテリアは、センターコンソールからディスプレイオーディオにかけての縦方向の流れを強調したデザインを採用し、外観同様に力強さを強調しています。
搭載するパワートレインは、1.5L直列3気筒DOHCエンジン+CVTと、システム合計出力116psを発生する1.5Lガソリンハイブリッドシステムの2種類。駆動方式はガソリン車、ハイブリッド車ともに2WDと4WDを用意しています。
採用されている4WDシステムは、ガソリン車が3つのモードから選択できるマルチテレインセレクトなどの機能を搭載した4WDシステム。一方のハイブリッド車にはE-Fourと呼ばれる電気式4WDとパワートレインによって異なるシステムを採用しています。
運転支援システムは、X“B パッケージ”を除いて、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備しています。ヤリスクロスの車両本体価格は179万8000円~218万5000円で、XとX“B パッケージ”の2WD車が200万円以下です。
(文・写真:萩原 文博)
※この記事は2022年2月25日に再編集しました。
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