APOLLO 
■下り坂、上り坂でも車体がブレることなく安定した走行
アウディは現在、欧州Dセグメント「A4」次期型を開発中ですが、その派生ワゴン「A4 アバント」次期型プロトタイプをビデオカメラが捉えました。
動画では、アイスバーンをゆっくりと加速するプロトタイプが、下り坂、上り坂でも車体がブレることなく安定して走行する姿が見てとれます。
開発初期段階のため、カモフラージュは厳重ですが、近年の流行であるグリル拡大はされず、むしろコンパクトに新設計されている様子が伺えます。
後部では、テールゲートのカモフラージュにある小さな長方形の切り抜きがありリバースライトが配置されている場所を示しています。
LEDテールライトはプレースホルダー（ダミー）ながら、実際の幅を確認することができます。
また両サイドのライトの間には、LEDライトバー、あるいはトリムピースが隠されているはずです。テストドライバーが給油中の撮影は、プロトタイプに迫りながらも特に問題なく行えたようです。
A4アバントの次期型では、「MLB」プラットフォームの進化バージョンを採用。ボディは現行型より拡大され、「A6アバント」の領域に入る可能性もありますが、大型モデルやSUVのブームを考慮すれば驚くことではないでしょう。
プロトタイプのフロントエンドでは、バンパー両サイドにスリムなエアカーテンを配置、フォグランプはメインクラスターに統合されている可能性がありそうです。
滑らかなヘッドライトは生産型で、現行型とは異なるLEDグラフィックスの一部が確認できます。
パワートレインは、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドのバリエーションを備え、前輪駆動と全輪駆動クワトロの両方のレイアウトで提供されます。
内燃機関に関しては、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーTFSIの第5世代バージョン、および2.0TDIディーゼルが設定されると思われます。また、頂点に君臨する「RS4」はプラグインハイブリッド化されます。
A4セダン次期型はまだ発見されていませんが、おそらくアバントより先、2023年内と予想されています。
