■Dピラーを寝かせBMW「X4」やメルセデス・ベンツ「GLCクーペ」を彷彿
アルファロメオは2月に入り、新型コンパクト・クロスオーバーSUV「トナーレ」を発表しましたが、そのクーペバージョンが計画されていることがわかりました。
トナーレは、メルセデス・ベンツ「GLA」、アウディ「Q3」、BMW「X3」など強豪ひしめく欧州Cセグメント市場に投入されたSUVです。
同社初のSUV「ステルヴィオ」の下に位置するコンパクSUVで、同社初のPHVとして「Q4」プラグインハイブリッドが搭載されています。
このシステムには、1.3リットルガソリンターボエンジンがフロントアクスル、電気モーターがリアアスクルを駆動する「Q4オールホイールドライブ」が採用されています。
システム合計出力は275hpを発揮、0-100km/h加速は6.2秒で駆け抜け、1.5kWhのバッテリーにより、EV航続80kmとハイレベルな動力性能が自慢です。
お馴染み「X-Tomiデザイン」に協力を得た予想CGは、ベースモデルと同様のフロントエンドを持っていますが、Dピラーを寝かせ、BMW「X4」やメルセデス・ベンツ「GLCクーペ」を彷彿させるデザインとなっています。
そのセクションは、直接的ライバルとなりそうなBMW「X2」と比較して、リアウィンドウにより角度がつけられスッキリとしています。
近年では、ほぼすべての高級自動車メーカーがSUVモデルにクーペを設定しており、ニッチとして始まったセグメントは、いつの間にかブランドの強力なスタイルへと進化しています。
先日は、高性能「Quadrifoglio」(クアドリフォリオ)バージョンが検討されていることをスクープしたばかりですが、今後トナーレの派生モデルから目が離せなくなりそうです。