北米向けの新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-50」がトヨタとの合弁工場で生産開始

■マツダが主力市場と位置づける「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.」でラインオフ

2022年1月27日、マツダはトヨタと合弁で建設した米国アラバマ州の新工場「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.」において、北米向けの新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-50」の量産を米国時間の1月18日に開始したと明らかにしました。

マツダ CX-50
新型MAZDA CX-50のラインオフ式の様子

なお、CX-50の日本発売は予定されていません。以前お伝えしたように、マツダは2列シートのCX-60、3列シートのCX-80を日本に導入するとアナウンスしています。

マツダは、2020年3月期~2026年3月期の中期経営計画に基づき、最重要市場と位置づける米国において、2016年から新世代店舗や販売金融の導入、販売オペレーション改革など、販売領域の強化に取り組んでいます。

マツダ CX-50
トヨタとの合弁工場で生産されるCX-50

また、自然の中でも際立つデザイン、全車にAWDを備えての力強く、高効率なパワートレイン、オフロードでの高い走行安定性など、北米におけるニーズやライフスタイルを取り込んだオフロードテイストの新型CX-50を2022年春より販売開始する計画を立てています。

トヨタとマツダの知見により建設された最新技術を擁する新工場での量産開始により、タイムリーに高品質な商品を生産し、供給できる体制が整ったとしています。

マツダ CX-50
新型CX-50のラインの様子

品質・購買・生産・物流統括、コスト革新担当の専務執行役員である向井武司氏は、CX-50の生産開始に伴い「CX-50は、マツダの北米ビジネスを成長させる原動力となるモデルです。現地の雇用およびサプライチェーンの構築を通して、地域に根付き、米国における良き企業市民として、皆さまに親しみを感じていただける工場づくりを目指していきます」とコメントしています。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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