■「ウラカン EVO」をベースにしたミッドシップ・オフロードモデル
ランボルギーニは2019年6月、コンセプトカー「ウラカン ステラート」を発表しましたが、その実車をカメラが初めて捉えると同時に、市販化が確定したようです。
ウラカン ステラートは、「ウラカン EVO」をベースにしたミッドシップ・オフロードモデルで、SUV「ウルス」のDNAを追加、ブームの兆しを見せるハイライディング市場に投入されます。
ウルスはブランド初の量産SUVですが、ステラートは初のハイライディングオフロード・スーパーカーといえそうです。ランボルギーニには2022年に4台の新型モデルを初公開することを発表したばかりですが、ステラートはその1台となります。
コンセプトモデルでは、ウラカンEvoの車高を47mmリフトアップし、4輪ステアリングを装備しており、足回りには20インチのホイールを装着、より高いサイドウォールタイヤを採用することでオフロードの厳しい路面に対する耐久が向上します。
発表当時、ステラートは市販化が見込まれていませんでしたが、プロトタイプがテストを開始しました。
比較的カモフラージュが軽いプロトタイプは、明らかに高い最低地上高を持ち、ボンネットにライトバーを装着、フロントスキッドプレートとルーフレールも見てとれるほか、ルーフにはデュアルエアスクープも装備されています。さらにサイドスカートはアルミニウムで補強が施されているようです。
予想されるパワートレインは、自然吸気の5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載、最高出力は640hp程度となるはずです。市販型の価格は240,000ユーロ(約3,100万円)で、500〜1,000台の限定モデルとなることも予想されます。
世界のハイブランドでは、現在ポルシェがオフロード仕様の「911サファリ」を開発しており、クロスオーバーSUVに続いてハイライディング市場が熱くなりそうです。