360度撮影対応の2カメラドライブレコーダー・ケンウッドの「DRV-C770R」は、車内を含めて全方位撮影が可能

■横からの幅寄せなどのあおり運転に対応

ドライブレコーダーの売れ筋は、前後2カメラタイプ、360度撮影対応の2カメラ式が主流になっています。JVCケンウッドは、「ケンウッド」ブランドの360度撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-C770R」を2022年2月下旬に発売します。

「DRV-C770R」は、フロントウインドウに設置する360度撮影対応カメラにより、前方と左右、そして車内の録画に対応。

ケンウッド ドライブレコーダー
全方位録画が可能なケンウッド2カメラ式「DRV-C770R」

さらに、リヤウインドウに設置する後方撮影用のリヤカメラにより、後方の録画にも対応します。

並走車による側方からの幅寄せ、あおり運転などによる車内でのトラブル、後方からのあおり運転など、運転中に想定される万が一のシーンを録画することが可能です。

また、前後2カメラともに暗い場所での撮影に強い高感度CMOSセンサー「STARVIS」が搭載され、JVCケンウッド独自の映像技術によるチューニングも実施されています。これにより、トンネルなどの暗い場所や夜間も鮮明に録画できます。

また、前後2カメラをそれぞれ個別に7段階で調整可能な明るさ調整機能が搭載され、リヤガラスがスモークガラスでも透過率に合わせてリヤカメラの明るさだけを設定することができます。

前後カメラは、いまや必須の「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」が用意されていて、逆光下やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい白とびや黒つぶれを抑制することで、安定した録画が可能になっています。

フロント用360度撮影対応カメラに、4種類の画面表示モードを用意するのも特徴です。1画面(前方、車内、リヤカメラ、左、右)、2画面(前方/リヤカメラ)、4画面(前方/左/右/リヤカメラ)、パノラマ(パノラマ/リヤカメラ)の4パターンの画面表示モードを用意。フロントカメラの液晶画面で録画映像を確認する際、各モードに切り替えて表示することができます。

ほかにもあおり運転などを受けた際に、すぐに手動録画をスタートできる「緊急イチ押し録画ボタン」がフロント用360度撮影対応カメラに配置されています。ボタンを押すだけで録画が開始され、録画映像は常時録画で書き換えがされないイベント記録専用のフォルダに自動的に保存されます。

ケンウッド ドライブレコーダー
360°撮影対応2カメラドライブレコーダーの「DRV-C770R」

リヤカメラはフルハイビジョン録画に対応し、対角約163度の広視野角レンズを搭載。SDカード関連では、SDカードのエラーを未然に防止するSDカードメンテナンスフリー機能、SDカードの交換時期を知らせ、録画エラーを未然に防ぐSDカード寿命告知機能が備わるほか、高耐久で信頼性が高い「3D NAND型の32GB microSDカードが付属します。

駐車監視にも対応します。別売の車載電源ケーブル「CA-DR100」を使うことで、「常時監視モード」と「衝撃検知録画モード」の2種類の駐車録画モードに対応。前者は、バッテリーの電圧監視に対応した最長24時間の駐車録画。後者は、駐車中に衝撃を検知すると高速で録画を開始する24時間365日対応の駐車録画に対応します。

車内も含めた360度のドライブレコーダーで、ハイスペックタイプをお探しの方にオススメの最新モデルとなっています。

●360°撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-C770R」
価格:オープンプライス
実勢価格:4万700円前後

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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