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■新作マフラーだけでなく、おもしろブース展開で映えること間違いなし
FUJITSUBOブランドを展開する総合エキゾーストパーツメーカーの藤壷技研工業は東京オートサロン2022のブースで、新製品の展示はもちろんブース設営や展示物にちょっと凝ったものをちりばめるという手法を採用。
じっくり見ていると、「これはおもしろい」と思わずSNSにアップしたくなるような展示を行っています。
●新作マフラーは単体展示とともに装着状態も展示
装着状態で展示が行われたのはトヨタGR86とメルセデス・ベンツA35の2車種です。
GR86はFUJITSUBOのA-RマフラーとスーパーEXエキゾーストマニホールドを装着。エクステリアはGROWオリジナルエアロを装着したうえでフルラッピングが施されています。
クスコのスポーツSサスペンション、小倉クラッチの強化タイプ、ブレーキはエンドレスレーシングモノ6&モノ4、ホイールばBBSのRE-V7でタイヤはミシュランのパイロットスポーツ4Sが組み合わされています。
一方、メルセデス・ベンツA35はFUJITSUBOのVVV(ヴィダブリュ)と呼ばれるモデルを装着。
VVVは排気バルブの開閉システムを備えたモデルで、排気音やパフォーマンスをコントロールできるタイプ。
A35はノーマルモデルにバルブ開閉システムが装着されているため、コントロールはこのノーマルのものを採用し、ストレスのない作動を実現しています。
マフラー単体で展示されたもののうち、新製品となるのがトヨタGRヤリスRZ用のA-RMと、トヨタGR86&スバルBRZ用のA-Rです。GRヤリスRZ用A-RMはオールチタンタイプで出口形状はφ101.6スラッシュで2本出し。
ノーマルでの最高出力が266.8psであるのに対し装着によって280.6psにアップしています。重量も11.9kgから9.6kgへと軽量化されています。
一方のGR86 & BRZ用のA-RMはノーマルと同重量のモデルですが、装着によって223.4psから229.0psへのパワーアップが可能なマフラーです。
●FUJITSUBOブースの見所はクルマのマフラーだけじゃない!
今回のFUJITSUBOブースは、なかなかユニークな作りでウィットに富んでいました。
まず、ブースを囲んでいるパーティションがマフラー製なんです。よく見ないとどれが展示物でどれがパーティションか見分けが付かない状態。
このパーティションを見るだけでもブースを訪れる意義があると思うのですが、さらにじっくりと見てみるとそれぞれのマフラーを展示しているベースやスペックボードのベース、クルマを持ち上げているスロープなどはエキマニを模したパイプ製、排気音を聞かせるためのオーディオシステムのスピーカー部分が2本出しのマフラーでステレオシステムになっているのです。
そして極めつけはマフラー屋さんが作ったニットマフラー。これが意外なほどの人気で初期ロットで4色を用意したそうですがすぐに売り切れ、第2ロットで新色を4色用意したそう。
現在残っているのはピンクとチタンカーキの2色だけとのこと。第3ロットはまだ未定だということです。
(文/写真・諸星陽一)