ハードに走れ!アウディA3史上初の「オールロード」設定へ

■最終車名は「オールロード」筆頭に「Citycarver」「Cityhopper」なども候補

アウディは現在「A3」に設定するハイライディングモデルを開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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アウディ A3 ハイライディング 開発車両

A3は1996年に登場して以来、クーペスタイルの「スポーツバック」や「セダン」、高性能モデルの「S」「RS」などを設定してきましたが、ハイライディングモデルは初となります。

市販型では、VWが開発したMQBプラットフォームを採用、「A3」と「Q3」の間に位置するモデルとなりそうです。

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アウディ A3 ハイライディング 開発車両

厳冬のスカンジナビアでキャッチした開発車両は、標準モデルではオプション扱いのルーフレールを装着。

ボディ下部をカモフラージュしていますが、車高がリフトアップされ、フェンダーがわずかに広くなっている様子がうかがえるほか、より頑丈なサイドスカートを持っているようにも見えます。

おそらく最終市販型では、その能力を示唆する特別なバンパーと、際立たせるプラスチック製フェンダーフレアを装備する可能性がありそうです。

同社では2019年、コンパクトモデル「A1」にクロスオーバー仕様の「Citycarver」を設定、高いサスペンションとより頑丈なエクステリアを持つハイライディングで、車高は35mmリフトアップ、大型タイヤ、いくつかのクラッディングを与えたが、同様の仕様がA3にも期待できるでしょう。

現在A3のラインアップでは、プラグインハイブリッドモデルはすべて前輪駆動となっています。このハイライディングモデルでも前輪駆動が基本となると思われますが、FWDのみ提供される場合は「オールロード」の車名が与えられるか疑問です。

その場合はA1に習って「Citycarver」も予想されますが、全輪駆動が設定されるようなら、やはり「オールロード」が有力となるでしょう。

A3ハイライディングのワールドプレミアは、2022年後半と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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