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■過激なチューニングカーからキャンピングカーまで、何でもありのオートサロン出展車両のなかから選んだ3台
編集長から言い渡されたテーマは「東京オートサロン2022で見かけた私のベスト3」。さっそくいきましょう!
●ベスト3:S340Z(日産愛知自動車大学校/日産京都自動車大学校)
ボクは自動車メーカーのブースを中心に見ていたのですが、なんといっても日産が公開した新型フェアレディZは今回の大注目車種の1台でしたね。新型フェアレディZの型式は「Z34」を継承し、スタイリングは「S30」をモチーフにしているのだとか。
そんな新型フェアレディZ。初めて見る実車は、写真よりもずっとずっとS30のテイストが色濃くて驚きました。なかなかのノスタルジックでいいじゃないでしょうか。
えっ、これは新型Zじゃないの……?
●ベスト2:アルファード(スズキコンプリート)
今年の東京オートサロン2022は、オフロードタイヤを履かせたモデルがやたらと多かった印象。SUVはもちろん、軽自動車もミニバンも「オフロードタイヤを履かせてリフトアップしておけばとりあえずトレンド」って感じでしたね。
このアルファードもそんな1台。オフロードタイヤを履かせて、リフトアップして、そしてルーフテント…って、ノリは完全に三菱「デリカD:5」の世界です。たぶんオーナーはこのクルマをアルファードじゃなくてデリカだと勘違いしているのでは(冗談ですよ)。
そしてよく見ると、顔が「レクサスLM」風に。グリルはLMとちょっと違いますが、ヘッドライトはLMのものを使っているようですね。
●ベスト1:FAFビーチバン(フォレスト・オート・ファクトリー)
写真を見れば説明なんてはいらないですよね。スバル360をベースにしたドレスアップモデルですが、とにかくセンスがいい。お店のディスプレイみたいな雰囲気です。
ベースはバン。荷台は板張りになっていて、これをピクニックのお供にしたら楽しそうじゃないですか。
なぜだかかわらないけど、天井は格子状でした。ちなみにこのファクトリーは、地域の木材を生かしたカスタマイズを得意とするそうです。
このゆったりまったりとした感じ、いいですね。
●もうちょっとでベスト3入り
せっかくなので、惜しくもベスト3入りを逃した2台も紹介しちゃいましょう。
まず1台目は、「世界一車高の低いハイゼットジャンボ」を自称するJET★GOGOのハイゼット。車高はノーマルよりも17cm低いのだそうで(というかマトモに走れないと思うんですけど笑)。
80年代の古いハイゼットに見えて、実は新しいハイゼットを顔面整形したモデル(キット化して販売している)だったりします。それも凄い。
もう1台はOEP22の「IMSA仕様TOYOTA KORONA」。
昭和57年式のコロナハードトップ(まだ後輪駆動でした!)をベースとして、IMSA仕様のセリカターボをイメージしてカスタマイズ。なぜか漂う街道レーサーの雰囲気がたまりませんね(でもDIYに比べたらずっとキレイな仕上がり)。
インテリアがフルノーマルっていうのがまたなんともいい感じです。車名が「CORONA」ではあく「KORONA」なのには何か意味があるのか、それとも単なる間違いなのかは聞き忘れました。
それにしても、これらのクルマの素晴らしさは「リアル開催」じゃないと楽しめなかったと思います。2年ぶりにオートサロンがリアル開催できて本当に良かった!
(工藤 貴宏)