1(い)月5(ご)日で囲碁の日/国民的作家の夏目漱石生まれる/最後のロータリーモデル、マツダRX-8がデトロイトショーに登場!【今日は何の日?1月5日】

■今日は囲碁の日

1月5日は、語呂合わせで「囲碁の日」です。将棋は、藤井聡太竜王の活躍で盛り上がっていますが、囲碁は少しマイナーでしょうか。でも、若干12歳の可愛い仲邑菫(なかむらすみれ)棋士が快進撃を続けて、話題になっていますよ。

さて、1月5日に生まれたのは、女優の渡辺えり子、野球選手の青木宣親、作家の夏目漱石、アニメ映画監督の宮崎駿、米国女優のダイアン・キートンなどです。本日紹介するのは、誰もが知っている夏目漱石です。

●「坊ちゃん」「吾輩は猫である」で有名な目漱石が誕生

夏目漱石像
夏目漱石像

夏目金之助(後の漱石)は、1867(慶応3)年1月5日に、江戸の牛込馬場下(現在の新宿)の名主の五男として生まれました。1893年に帝国大学文化大学(東大文学部)を卒業後、都内の高校の教師や英国留学を経て、愛媛県の松山中学校の教師として赴任。その体験から、名作「坊ちゃん」が生まれました。「吾輩は猫である」、「草枕」、「三四郎」、「こゝろ」、「道草」など、ユーモアと風刺に満ちた作風で、現在も根強い人気があります。“智に働けば角が立つ。情けに掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい”は、草枕の冒頭の有名な一節ですが、これが多くの共感を得て有名ですね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●最新のロータリーエンジンを積んだRX-8がデトロイトショーに登場!

2003(平成15)年の1月5日に開催された「デトロイトモーターショー」で、マツダからスポーツカー「RX-8」の量産モデルが公開されました。RX-8のプロトタイプは以前から出品されていましたが、今回が初めての量産型。さっそく1月7日から日本と米国で本格的な予約が始まりました。

2003年に登場したRX-8。ボリューミーなフロントノーズのスポーツカー
2003年に登場したRX-8。ボリューミーなフロントノーズを持つスポーツカー
RX-8の後ろ外観。太いCピラーサイドまで切り出したリアウィンドウがダイナミックさを強調
RX-8の後ろ外観。太いCピラー、サイドまで切り出したリアウィンドウがダイナミックさを強調

特徴は、スポーツカーらしいダイナミックのフォルムながら、一般的なスポーツカーの2ドア/2シーターでなく、4ドア/4シーターを採用していること。さらに、独創的なセンターオープン式フリースタイル(観音開き)ドアを採用していることも目を引きました。

RX-8の独創的なセンターピラーなしのフリースタイル(観音開き)ドア
RX-8の独創的なセンターピラーなしのフリースタイル(観音開き)ドア

パワートレインは、マツダが誇るロータリーエンジン、従来よりも高出力で低燃費の新開発「RENESIS(レネシス)」です。久しぶりのロータリーモデルに、当初の予約は5000台を超えましたが、残念ながらRX-8は、”最後のロータリーモデル”となってしまいました。

新世代ロータリーエンジン「RENESIS(レネシス)」。最高出力250PS、最大トルク216Nmを発揮
新世代ロータリーエンジン「RENESIS(レネシス)」。最高出力250PS、最大トルク216Nmを発揮

21世紀に入り、環境問題やエコがクローズアップされ始めた中で、機構的にどうしても燃費がレシプロプロエンジンに劣ることが、ロータリーエンジン撤退の最大の理由です。

以前から言われているレンジエクステンダーとしてのロータリーエンジンの復活については、最近のマツダの中期計画の中でも明確になっていません。明言しないのは、マツダの中でも迷いがあるのでは、と勘ぐってしまいますね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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