雪の日に駐車するときはワイパーを立てたほうがいい?立てないほうがいい場合は?【クルマ豆知識/2022年版】

■ワイパーの凍結やモーター故障を防ぐ

雪が降るときはワイパーを立てる?
スキーなどに行くとワイパーを立てたクルマを見かけますが…

スキー場の駐車場や降雪地などでワイパーを立てた状態で停車しているクルマをよく見かけます。これには理由があるのはご存じでしょうか。スキー場などに限らず、が降る日にはワイパーを立てておいたほうがよい理由を紹介しましょう。

●ワイパーそのものを守る

 

まずワイパーを立てたほうがよい理由として挙げられるのは、ワイパーそのものを守るためです。積もった雪の重みによってワイパーそのものが折れてしまうこと。そして雪が積もった状態でワイパーを動かしてしまうと、ワイパーを動かすモーターやギアに負荷が掛かって壊れてしまうことがあるからです。万が一、モーターや内部機構を壊してしまうと高い修理代が必要になります。

●雪掻きを楽にする

もうひとつは、雪掻きを簡単にするためという理由があげられます。雪掻きする際に、ワイパーを立てておかないとワイパーに負荷を掛けないように注意しながら作業をしなければなりません。そうなると、立てておく以上に手間と時間が掛かってしまいます。

雪が降るときはワイパーを立てる?
この状態でワイパーを作動させるとモーターに過剰な負荷がかかります
雪が降るときはワイパーを立てる?
極度の冷え込みによってワイパーゴムがガラスと固着してしまうこともあります

また、雪が降るということは、気温が3度を下回るほど低くなっています。こういった状況下でワイパーを立てておかないと、フロントガラスとワイパーのゴムの部分であるブレードは密着しているため、雪が降るとガラスとゴムの間に雪が挟まり、溶けた水分が冷やされて凍ってしまいます。

フロントガラスは放射冷却によって冷やされて凍ってしまい、ガラスとワイパーのゴムの部分が貼り付いてしまいます。そのような状態でワイパーを動かすとゴムが摩擦でちぎれてしまう可能性があります。ゴムがちぎれてしまうと、普通の雨もキレイに拭けないようになり、視界が確保できなくなり非常に危険です。

●お湯をかけるのは厳禁。デフロスターで内側から溶かす

続いて、放射冷却や雪などによって凍ったフロントガラスの解氷の仕方を紹介しましょう。急いでいるからといって絶対にやってはいけないのが熱湯をかけること。それはガラスが急激な温度変化に弱いため、熱湯を掛けると割れてしまう可能性が高いからです。

雪が降るときはワイパーを立てる?
エアコンのデフロスターを作動させて内部からガラスを温めて解氷します
雪が降るときはワイパーを立てる?
雪が積もったガラス面に熱湯をかけるのは絶対ダメ!

もし、雪が積もっている場合はまず雪掻きをしてください。フロントガラスを解氷させるには、まずエンジンを掛けてエアコンのデフロスターを全開にします。続いて、溶けてきたら、ワイパーをスタート。もし、お風呂の残り湯ぐらいのぬるま湯があればそれをフロントガラスに掛けるのもありです。

また、カー用品店などで販売している解氷スプレーを使用すれば、瞬時に溶けるので時間も短縮できます。1000円ぐらいで購入できますので、備えておくと重宝するかもしれません。

●豪雪では立てないほうがいい場合も

ただし、豪雪が予想される場合は立てないほうがいい場合もあります。

立てたワイパーや周辺に大きな雪が積もり、強風などでワイパーが折れてしまう可能性や、見えなくなるほど積もってしまうと、屋根から雪を降ろすとき、忘れてしまってワイパーを曲げてしまう可能性も考えられます。

また、屋根から雪が落ちてくるような場所でも立てたワイパーに落ちるとワイパーだけでなくフロントガラスまで傷付けてしまう可能性もありますので、大雪のときには、駐車位置にもご注意下さい。

(萩原文博)

※この記事は2022年1月4日に再編集しました。

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