■ハッチバックとは異なるグリル、内部には運転支援システムを内蔵か?
メルセデス・ベンツは現在、エントリーモデルとなる「Aクラス」ファミリー改良型の開発に着手していますが、「Aクラス セダン」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
1997年、欧州BセグメントとしてデビューしたAクラスは、2012年の3代目からCセグメントへ移行、2018年に登場した4代目では「Aクラス セダン」を設定、これが初の大幅改良となります。
豪雪のフィンランドで捉えたプロトタイプは、先にキャッチしたハッチバック同様にボディ前後をカモフラージュ。
ハッチバックとは異なるグリルが見てとれ、内部ロゴには様々な運転支援システムのハードウェアが収められているはずです。ヘッドライトは同じ外形を保ちながら内部LEDデイタイムランニングライトのグラフィックスを刷新します。
またエアインテークを含むバンパーやテールライトも新設計、大胆なデザイン変更が期待されています。
後部のディフューザーはハッチバックほどスポーティに見えませんが、カモフラージュトリックの可能性もあると思われます。
キャビン内の画像はありませんが、目撃したカメラマンによるとダッシュボードにカバーが被されていたといいます。
これにより、ほかの大型モデル同様に新しいディスプレイレイアウトを採用するか、最新バージョンのMBUXインフォテインメントシステムを備えたより大型のタッチスクリーンを装備する可能性もでてきました。
パワートレインは、最高出力163psを発揮する1.3リットル直列4気筒ガソリンターボ、最高出力224psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン、ディーゼルでは最高出力150psを発揮する2.0リットル直列4気筒、最高出力150ps/190psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンなどがキャリーオーバーされる予定です。
注目はルノー製1.3リットルエンジンから変更される、メルセデスと吉利による共同開発ユニットで、マイルドハイブリッド+1.5リットル直列4気筒エンジンの追加が噂されています。
Aクラス改良型のワールドプレミアは、最速で2022年前半、遅くとも2022年内に行われると予想されます。