夜の不安がこれで解消!驚異的明るさで映して撮れるドライブレコーダー+ナイトビジョン一体型電子ルームミラー【ベロフ ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー】

■ナイトビジョンの威力をより使いやすく!

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
夜間走行でも電子ルームミラーなら昼間のような後方視界!

●ナイトビジョンにドライブレコーダーをプラスして最強の夜間記録性能を実現

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
ベロフの「ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー」

ますます需要が高まっているドライブレコーダーに、新たなトレンドが生まれました。それが「電子ミラー一体型ドラレコ」です。

電子ミラーは新型車に相次いで採用されてますが、これにドラレコ機能を追加したタイプに人気が集まっているのです。今回、その「電子ミラー一体型ドラレコ」として紹介するのが、自動車ヘッドライト用バルブなどを手掛けるベロフが発売した『ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー』です。この製品の最大の特徴は「ナイトビジョン」で、特に夜間の描写能力を飛躍的に高めていることにあります。

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
製品には電源ハーネスやGPSユニット、マイクロSDカード(未掲載)なども同梱されています

実はベロフは、ヘッドライト用バルブを手掛けていることもあり、夜にまつわる製品が多いのです。たとえば過去にクリッカーでも紹介した「ナイトビジョン・ドライブレコーダーシステム」もそのひとつ。この製品のポイントは夜間での圧倒的な描写能力にありました。ヘッドライトの光が届かない先の状況を、まるで真昼のように鮮明に映し出せることが特徴だったのです。

ただ、その製品はダッシュボード上に置くタイプであったため、ダッシュボードの形状に左右される上、設置したときの存在感も大きいとの声が届いたといいます。それならば、この製品で培った能力を電子ミラー一体型として展開することを発案。折しもこのタイプの人気が高まりつつある時期でもあっただけに、即座に製品化が決まったそうです。それが『ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー』なのです。

●鮮明な映像を映し出す11.88インチの大画面デジタルミラー

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
取り付けた感じはルームミラー型なので実にすっきり。今日のお相手はタレントとしても活躍する「こちゃまる」こと水瀬琴音ちゃん
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ウインドウ側から見るとこんな感じ。フロントカメラはスライドさせたりアングルを変えたりできます

では、その『ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー』とはどんな製品なのでしょうか。まずはその特徴について解説します。

映像を映し出すモニターの画面サイズは11.88インチで、その液晶パネルは視野角の広さで評価が高いIPS方式を採用しています。そのため、外部からの反射を受けてアングルを変えても見やすさはそのまま。常に鮮明な表示を実現できるのです。また、本体裏側にはドラレコ用として前方を捉えるカメラを備え、ここにはスライド&アングル可変機構を用意しました。これによってミラーがどの向きにあっても最適なカメラアングルで使うことができるのです。

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
アルファードやノア/ボクシーオーナーなら、別売りのアタッチメントキット タイプ1を使って純正ミラーをまるごと交換することも可能(税込4180円。対応車種は記事末を参照)

また、本体にはリアカメラやGPSアンテナ、電源ケーブルも接続しますが、見逃せないのはそれらの配線を1本にまとめていることです。本来なら機能ごとにケーブルが接続されて本体周辺はかなり乱雑な印象になります。しかし本機では、それを1本としたことで実にスッキリとまとめることができています。これが車内の見栄え向上にも大いに貢献することとなったのです。

●高精細カメラ+補正機能で完璧な映像を記録!

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
ルームミラーと一体なので実にすっきりした装着感です
ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
フロントカメラのスペックは370万画素/F1.6。2560×1440ピクセルという高精細表示を実現

カメラの性能もハイレベルです。フロント用には、本体内にフルハイビジョンを超える高解像度WQHD(2560×1440ピクセル)を実現した370万画素/F1.6カメラを内蔵。リア用にはフルハイビジョン画質の200万画素/F1.8を組み合わせています。この2つの高画質カメラを本体からの操作で自由に切り替えてミラーに映し出すことができるのです。リアカメラは車内側に設置しますが、スモークガラスの影響を最小限にした設計となっています。

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リア用はフルハイビジョン画質の200万画素/F1.8カメラ

映像エンジンにはHDR/WDRの映像補正機能を備えました。これは、逆光や明暗差の激しいシーンでも白飛びや黒つぶれを抑えてバランス良く映像を出力する機能で、ドラレコでは今や定番の機能です。この補正能力も、一段と強力な画像合成技術を採用して鮮明な映像の記録を実現しています。この技術は後述するナイトビジョンにも活かされ、この優れた処理能力があるからこそ、夜間での高度な再現性の実現につながったというわけです。

●電子ミラーならではの見やすい視界

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
デジタルミラーとして鮮明な映像が得られます

ではこの『ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー』を体験してみましょう。

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
画面を左右にフリックすることで表示映像を切り替えられます

起動すると、IPS液晶パネルらしい鮮明な映像が映し出されました。この時点でドラレコ機能も起動していて記録がスタートします。指を使って画面を右から左へフリック操作をすると、デフォルトのリアからリア/フロント2画面同時表示→フロント→リアと切り替わります。どの画面を表示していても、一定時間が経つとデフォルトのリア画面に復帰(※固定設定も可能)。その動きは極めてスムーズです。

また、フロント/リア用カメラはそれぞれ画素数が違いますが、ミラーでの表示でその違いはほとんどわかりません。前後共に鮮明な映像を見せてくれていました。もちろん、どの画面を表示しても、ドラレコは変わらず前後2つのカメラ映像が同時記録されていますから、いつ見たい画面に切り替えてもOKです。

走り出してすぐに実感できたのが、電子ミラーならではの鮮明さです。今までの光学式ミラーではウインドウ越しで見る形となるため、ウインドウ枠や熱線がどうしても視野内に入ってきます。その上、スモークガラス越しなのでどことなく薄暗い印象がつきまといます。これが電子ミラーになるとそういったことは皆無となるのです。むしろスモークガラス越しであることが、カメラで使うPL(偏光)フィルターのような役割を果たして、コントラストが効いたメリハリある映像となっていたのです。

●ヘッドライトよりも先の状況を捉える

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
日没後のドライブでもデジタルミラーでは明るい風景が確認できます

ここからはナイトビジョンの効果に注目してみましょう。すでに周囲は薄暗くなっていましたが、表示はその時点で肉眼よりも明るく映し出されていることがわかりました。これは前方でも後方でも同じです。そうしているうち陽はどんどん落ちて、アッという間に暗くなりました。ここでもモニターの明るさは際立っています。

日没後の暗いシーンでもナイトビジョンは昼間のような明るさです!
肉眼ではつぶれてしまう琴音ちゃんの顔も、ナイトビジョンではこの通り!

そこで、クルマの前に水瀬琴音ちゃんに立っていただきました。するとどうでしょう。肉眼では彼女はかなり見えずらくなっているのに、モニター上ではその姿が鮮明に映っているではありませんか。さすがに画面全体に粒状のノイズが乗っていますが、その周囲の状況までもはっきりと見ることができています。この暗視能力の高さは噂でこそ聞いていましたが、正直ここまでとは思ってもみませんでした。

ベロフの開発責任者によると、「一般的にはヘッドライトで照らして視界を確保するのが常套ですが、その範囲はどうしても限られます。そこで、それよりも先の状況を鮮明に捉えることで、夜間でも安全に走行できることを目的に開発しました」とのこと。ならば、どうしてこのようなことができたのか気になります。しかし、「その理由についてはシステムの提供元から開示できないと言われています」とのことでした。

●実際のドライブレコーダー記録映像のキャプチャー(夕方)

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
駐車監視の際に使用する「電圧監視タイマーユニットNVD002」。バッテリー上がりを防ぎます(税込6600円)

とはいえこの機能は、夜間走行の安心度を増すだけでなく、後方から迫ってくる車両を鮮明に捉えるのにも役立つことは間違いありません。さらに『ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー』では駐車監視機能も標準で装備していますから、その能力を発揮する範囲はさらに広がります。

価格は4万円前後と、単なるドラレコと比較するとやや高めに感じるかも知れませんが、この能力を考えればそれは十分納得できます。夜間の運転に不安を感じている人だけでなく、ドラレコ初心者など幅広いユーザーにお勧めできるシステムと言えるでしょう。

●実際のドライブレコーダー記録映像のキャプチャー(夜間)

●アイコンを使った優れた操作性もマル!

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
設定はアイコンと説明テキストで直感的に行えます

各種設定はタッチして表示される「設定」アイコンを選ぶことで表示されます。表示されたメニューはほぼ画面いっぱいにアイコンを表示するタイプ。イラストと一緒にわかりやすい日本語で整然と並んでいるため、一目でアイコンごとの役割が伝わってくるのです。アイコンをタッチすればすぐに設定画面に切り替わり、この動きもとてもスムーズ。それぞれの設定でもストレスはまったく感じません。

ベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」
明るさ調整は画面右側を上下にスライド

画面の明るさはモニターの右側を上下にスライドすることで変化させることができます。一方、モニター上に映し出される映像はリアカメラで捉えた映像の一部を切り取って表示しています。つまり、この範囲を変えることで、モニター上に映し出す範囲を自由に切り替えることができるのです。その操作はとっても簡単。モニター左側を上下にスライドするとその範囲が連続で可変します。使ってみればこれはとても便利であることが分かります。

今、クルマは先進機能による運転支援システムの搭載が進んでいますが、本機はそういった意味でも十分な役割を果たしてくれることでしょう。

●夕暮れ〜夜間のベロフ「ドライブレコーダーデジタルミラー」での見え方

【ナイトビジョン・ドライブレコーダー デジタルミラー製品仕様】
本体サイズ:幅290×奥行12×高さ72mm(※取り付けブラケット除く)
本体動作温度:-20~70℃
記録媒体:microSDカード
録画画素数:370万画素(フロント)/200万画素(リア)
映像素子:1/2.8インチCMOS(フロント・リアとも)
録画画角:水平120°/垂直64°/対角140°(フロント)
     水平90°/垂直60°/対角120°(リア)
F値:1.6(フロント)/1.8(リア)
画質:WQHD(2560×1440)(フロント)/Full HD(1920×1080)(リア)
画質補正:HDR/WDR(フロント・リアとも)
暗所補正:ナイトビジョン(フロント・リアとも)
フレームレート:27.5fps(フロント)/25fps(リア)
対応機能:GPS、Gセンサー、LED信号対策、地デジ干渉対策、速度超過警告、通常録画、緊急録画、手動録画、静止画撮影、駐車監視録画(タイムラプス録画/衝撃録画(要オプションNVD002)、音声録音
PCビューアソフト:Windows対応
microSDカード:フォーマットレス
モニター操作:タッチパネル、明るさ調整、カメラ角度調整、表示画面切替、メニュー表示
消費電力:9W
作動電圧:DC 12V/24V
付属品:microSDカード(32GB)

【ナイトビジョンミラー用アタッチメントキット タイプ1 NVD011 対応車種】
・30系アルファード・ヴェルファイア(AGH/GGH/AYH3#)

・80系ノア・ヴォクシー・エスクァイア(ZRR8#)
・200系ハイエース(KDH/TDH2##)
※純正ミラーにオートマチックハイビームのセンサーや自動防眩機能が内蔵されている場合、それらの機能が使用できなくなります。

(文:会田 肇/写真:前田 惠介/モデル:水瀬 琴音)

【関連リンク】

・ナイトビジョン ドライブレコーダー デジタルミラー
https://www.bellof.co.jp/products/night-vision-drive-degital/

・ベロフジャパン
https://www.bellof.co.jp/

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この記事の著者

会田 肇 近影

会田 肇

1956年、茨城県生まれ。明治大学政経学部卒。新卒で自動車系出版社に就職した後、フリーランスとして独立。カーナビゲーションやドライブレコーダーなど車載電化製品を中心にレポートする一方で、自動運転をはじめとするITS分野での取材活動を行う。
読者の立場に立った分かりやすいレポートを心掛けている。趣味は車か飛行機を使った旅行。写真撮影。音楽を聴くこと。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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