■スリムになったヘッドライト、フロントバンパー下部まであったグリルは薄くワイド化
アウディの欧州Dセグメントモデル「A4」次期型に設定される派生ワゴン、「A4アバント」市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
第5世代となる現行型「B9系」は2015年にデビュー、これが7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。捉えたプロトタイプは、かなりスポーティで、まるで「ベイビーRS6」のようです。
現行型よりスリムになったヘッドライトを装備、フロントバンパー下部まであったグリルは、薄くワイド化され、下部インテークと二分化されています。また両サイドには垂直インレットが配置されるなど、かなりアグレッシブな印象です。
側面では、新設計されたキャラクターライン、トーンアップされたフロント&リアフェンダー、黒い5スポークのホイールなどが確認できます。
後部では、刷新されたテールゲート、デュアルエキゾーストパイプを装備、LEDテールライトにプレースホルダー(暫定コンポーネント)が装着されていますが、ボディ側面まで回り込んでいるアウトラインが見てとれることから、ワイド化される可能性がありそうです。
次世代型では現行「MLB」アーキテクチャの進化バージョンを採用、マイルドハイブリットとプラグインハイブリッドのバリエーションを備え、前輪駆動と全輪駆動クワトロの両方のレイアウトで提供されます。
内燃機関に関しては、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーTFSIの第5世代バージョン、および2.0TDIディーゼルが設定されるでしょう。
また、頂点に君臨する「RS4アバント」はプラグインハイブリッドを搭載、フルエレクトリックの「A4 e-tron」は、シングルモーター駆動とデュアルモーターの全輪駆動クワトロを提供、最高出力474psを発揮します。市販型では「MLB」プラットフォーの進化系を採用するのか、「PPE」アーキテクチャを採用するのか注目されます。
A4市販型のワールドプレミアは、2022年後半と予想されています。