■1966年から1977年にかけて販売したコンパクト2ドアクーペ
BMW「02シリーズ」にインスパイアされた、2ドアスポーツカー「SC 0.2」予想CGを入手しました。
02シリーズは、BMWが1966年から1977年にかけて販売したコンパクト2ドアクーペで、日本では通称「マルニ」として親しまれました。シリーズ中、最もメジャーなのが排気量2000ccの「2002」ですが、1600ccの「1600-2/1602」や1800ccの「1802」なども存在していました。
「CS 0.2プロジェクト」と名付けられた予想CGは、デザイナーのトム・クヴァピル氏と、リチャー・ギア氏により提供されました。
「フリータイムデザインスタディ」として描かれたCS 0.2は、モダンなイメージを加えたレトロ風キドニーグリルを装備、その両脇にはスリムでワイドな流れるヘッドライト、バンパー下部にはカーボンファイバー製フロントスプリッターが装着されており、中々アグレッシブです。
側面では、合理化されたボディワークに統合されたミニマリストのサイドスカートが見てとれるほか、Aピラー後方にデジタルサイドミラー、ポップアップドアハンドル、ホフマイスターキンクも確認できます。後部では、全幅のLEDストリップテールライトと垂直のライトアクセントを装備、かなり大型のエアインテークを備えるユニークなバンパーも特徴的です。
キャビン内では、2つの個別シートを配置、フラッシュマウントディスプレイを備えるフローティングセンターコンソールで区切られています。また湾曲したデジタルインストルメントクラスターや、ステアリングホイールに統合されたディスプレイも斬新です。
近年、巨大グリル採用など現実モデルの進化も著しいBMWですが、期待が膨らむ夢のCGでも、斬新なデザインアイデアが止まらないようです。