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■自分の好きな数字で走れば気分も上々! 希望ナンバーへの変更方法を教えます
1999年5月から始まったナンバープレートの希望番号制度。運用開始から22年が経過し、お馴染みのサービスになっています。
皆さんの中に、新車で買った時に希望番号にしなかったから、もうナンバープレートは変えられないと思っている方はいませんか?
ナンバープレートの数字を変える手続きはいつでも行えますし、カーディーラーや整備工場のような専門知識や技術が無くても可能です。
今回は、クルマのナンバープレートを希望ナンバーに変更する方法と、その流れについて解説していきます。
●自分のクルマは? 番号は? 希望ナンバーに出来るのかチェック
まずは、希望ナンバーの対象車両を確認します。現在、希望ナンバーに出来る車両は、自動車(自家用・事業用)と、軽自動車(自家用)に限られています。
事業用の軽自動車やバイクに、希望ナンバー制度は適用できないので注意しましょう。
また、希望ナンバー制度で自分が設定できるのは、ナンバープレートに記載されている、大きな数字の4ケタだけです。管轄地区やその横の3や5から始まる分類番号、ひらがなの表記は指定できません。
数字は1~9999の間で選択します。1ケタ、2ケタ、3ケタの数字(例1、22、333等)は、4ケタの数字の頭をゼロとみなし、ゼロの部分には「・」が当てられます(・・・1、・・22、・333)。
また、人気が高い数字の組み合わせは抽選対象希望番号として指定されており、毎週抽選が行われ、当選しないとつけることができません。全国一律の抽選対象希望番号は、次の通りです。
【1、7、8、88、333、555、777、888、1111、2020、3333、5555、7777、8888 計14種】
この他にも、特定地域名表示に限って抽選対象となる希望番号あります。登録自動車では、札幌、千葉、習志野、大宮、品川、足立、練馬、多摩、横浜、名古屋、三重、岐阜、大阪、なにわ、和泉、京都、奈良、滋賀、神戸、姫路、岡山、福岡が対象となり、各地で抽選対象となる番号は異なります。1001、1188、2525などが、地域別抽選番号に指定されているケースが多いです。
●ネット申し込みでナンバー取得を行う
それでは、希望ナンバーの取得までの流れを説明していきます。
まず「希望番号の予約」を行います。車検証を手元に準備し、希望番号申込サービス(一般社団法人全国自動車標板協議会ホームページ)へアクセスし、申し込みを行います。
申込後に交付手数料を支払います。一般希望番号の場合には、申込完了メールに記載された期日まで、抽選対象希望番号の場合には、日曜日まで申し込まれた分を翌週の月曜日に抽選します。
抽選結果が当選だった場合には、結果メールに記載された支払期限までに交付手数料を支払う流れです。
●クルマに乗って運輸支局へ
入金確認メールを受領したら、メールに記載された交付可能期間内に、各地域の希望番号予約センターへ、希望番号予約済証を取りに行き、隣接する運輸支局で、ナンバー変更の手続きを行って下さい。
必ずナンバーを変更するクルマで運輸支局へ向かいます。支局内の封印所兼駐車場へクルマを停め、窓口へ行きましょう。登録車の場合、敷地外の駐車場へクルマを停めると、封印作業ができませんので注意が必要です。
手続きに必要な書類は「車検証」と運輸支局の用紙販売窓口で売っている「番号変更の申請書」、そして窓口でもらえる手数料納付書です。記入を終えたら、運輸支局へ提出しましょう。
係員から現在のナンバーを取り外すように指示されるので、マイカーからナンバーを取り外します。ナンバーを取り外すための、プラスドライバーと封印を壊すためのマイナスドライバーを準備しておきます。
ナンバーボルトがさび付いていたり、古いものを使っていると、ボルトがなめてしまい取り外しができないことも考えられますので、こうした場合に備えて、10mmのボックスレンチがあると便利です。
指示通りにナンバーを外して返納し、新しいナンバーを受け取ります。新しいナンバーを取り付け、登録車の場合には封印を行ってもらい、変更作業は終了です。
新しい車検証を受け取って、ナンバーが変わっていることを確認しましょう。
●まとめ
新車・中古車購入時なら販売ディーラーに手続きを行ってもらえますが、納車された後でも自分で希望ナンバーへ変更することは難しくありません。筆者も大学生の時に、一人で希望ナンバーへ変更しに運輸支局へ向かいました。
流れに身を任せながら約1時間程度で全ての手続きを終えることができたのを覚えています。自分のお気に入りのナンバーでドライブするのは格別な気分です。
トヨタ86の方は「・・86」、ポルシェなら「・911」など、また自身の記念日や誕生日など、気になる数字の希望ナンバーへの変更を行ってみたら楽しいですよ!
(文:佐々木 亘)