■S史上初のクワッドエキゾーストパイプ装着、ボディは拡大
先日MINII「クロスオーバー」(海外名:カントリーマン)次期型プロトタイプを捉えましたが、今度はその高性能モデルとなる「クロスオーバーS」市販型プロトタイプを、カメラが捉えました。
現行型クロスオーバーは2013年に発売されており、これが10年ぶりのフルモデルチェンジとなります。次期型ではICEを搭載したモデルと、エレクトリック化されたモデルの両方で提供されることが確定しています。
捉えたプロトタイプは、フロントバンパーの吸気口が大型化されている様子がうかがえます。また足まわりには幅の広いピレリPゼロタイヤ、大径ホイール、リヤアスクルには強力なブレーキを装備しています。
注目はリヤバンパーにインストールされたクワッドエキゾーストパイプです。これは2023年BMW「X1 M35i xDrive」でも見られるセットアップで、クロスオーバーとして初装備となります。
クロスオーバー次期型では、BMW 2シリーズアクティブツアラーでデビューした「FAAR」前輪駆動プラットフォームの進化版を採用、BMW「X1」と兄弟モデルとなります。
注目はボディサイズで、全長が200mm(7.5インチ)延長され、4.5m(177インチ)まで拡大されることが濃厚です。これにより、キャビンがより広くなり、後部座席の足元スペースと貨物スペースが広くなるのは確実で、クロスオーバーから真のSUVに進化します。
「S」現行型ではJCWと共有する2.0リットル直列4気筒ツインパワーターボエンジンを搭載、通常のクロスオーバーと差別化するために、よりスポーティなサスペンションセットアップが装備されます。
現行型では最高出力192psを発揮、次期型では初の200psオーバーと予想されています。またフルエレクトリックモデルが登場することにより、プラグインハイブリッドは廃止される可能性がありそうです。
カントリーマン次期型のデビューは2023年に予定されており、BMW X1、およびX2と一緒にドイツのライプツィヒ工場で生産される最初のMINIとなります。