スバル新型WRX S4の価格は400万4000円〜477万4000円!新開発CVT「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載

■全長と全幅が拡大し、全幅は1800mmオーバーに

以前お伝えしたように、ティザーサイトが公開されていたSUBARU(スバル)の新型WRX S4が2021年11月25日に正式発表されました。

発表に先立って行われたプレス向けの試乗会には、新型WRX S4と従来型(先代)WRX S4、同日に年次改良を受けた新型レヴォーグ(STI Sport R)が用意されていました。

SUBARU WRX S4
新型WRX S4のエクステリア

試乗車の新型はプロトタイプ。ここでは、新型WRX S4の概要をお届けします。

新型のボディサイズは、全長4670×全幅1825×全高1465mm。先代が全長4595×全幅1795×全高1475mmでしたので、新型は75mm長くなり、30mmワイドに、10mm低くなっています。全幅が1800mmオーバーとなったため、幅1800mm制限のあるマンションなどの駐車場には入庫できなくなっています。ボディサイズは拡大されたものの、最小回転半径は5.6mと変わっていないのは朗報です。

SUBARU WRX
新型WRX S4の外観

搭載されるパワートレーンは、275PS/375Nmの2.4L水平対向4気筒直噴ターボの「DIT」。

SUBARU WRX S4
新型WRX S4の走行シーン

日本向けのトランスミッションはCVTのみですが、スポーツリニアトロニックから新開発の「スバルパフォーマンストランスミッション」に進化を遂げています。

駆動方式は、シンメトリカルAWD。「前45:後55」に設定された前後輪トルク配分を、走りなど状況に合わせて連続可変制御する「VTD-AWD」が採用されています。

SUBARU WRX S4
新型WRX S4のインパネ

自慢の予防安全装備である「アイサイト」は、ステレオカメラが広角化したことで、認識範囲が拡大し、急なコーナーでも追従するほか、割り込み車両もより早いタイミングで認知できるようになっています。レヴォーグと同様に、ステレオカメラに加えて前後4つのレーダーで360度センシングを実現。電動ブレーキブースターと最新世代のステレオカメラの組み合わせにより、衝突被害軽減ブレーキの作動領域が拡大しているのもレヴォーグと同様です。

SUBARU WRX S4
新型WRX S4の用品装着車

グレードは4つで、
「GT-H」400万4000円
「GT-H EX」
438万9000円
「STI Sport R」438万9000円、
「STI Sport R EX」477万4000円。

「EX」には、「デジタルマルチビューモニター (フロント/サイド/リヤ)」「前側方警戒アシスト」からなる「視界拡張テクノロジー」のほか、「ドライバーモニタリングシステム」が標準装備されていて、「EX」が付かないグレードはオプションになります。

SUBARU WRX S4
ボディカラーは「ソーラーオレンジ・パール」

ボディカラーは「セラミックホワイト」「アイスシルバー・メタリック」「マグネタイトグレー・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」、ティザーサイトやカタログの冒頭を飾っている「ソーラーオレンジ・パール」「サファイアブルー・パール」「イグニッションレッド(5万5000円高)」「WRブルー・パール」となっています。

SUBARU WRX S4
新型WRX S4(STI Sport)のフロントシート

(文:塚田 勝弘/写真:SUBARU、塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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