■プロダクション仕様のスプリットヘッドライトが鮮明に
BMWは現在フラッグシップ・クロスオーバーSUV、「X7」改良型を開発していますが、その前後デザインを大予想しました。
先月BMWのデザイン部門責任者ドマゴジ・デュケック氏は、英Autocar誌のインタビューにて、バイエルンからの新しいデザインは、「大胆で意味あるもの」でなければならないと語っていましたが、市販型ではどのように表現されるか注目されます。
お馴染みロシアの自動車サイト「KORESA.RU」から協力を得た予想CGでは、メインヘッドライトとハイビームの上部にLEDデイタイムランニングライトとターンシグナルランプを備えるスプリットヘッドライトを装備するほか、ブラックアウトされた大型キドニーグリル、巨大エアインテークなどで威圧感たっぷりです。
スプリットヘッドライトで思い出すのは、2013年に発売されたシトロエン「C4ピカソ」第2世代でしょう。そのほか、シュコダやヒュンダイなどで多く採用されていますが、BMWが採用するとはだれも予想していなかったはずです。このデザインは今後、次世代7シリーズや新フラッグシップSUV「X8/XM」での採用も濃厚となっています。
後部では、先日のスパイショットでも鮮明に捉えたスリムなU字型LEDテールライト、スクエア基調のクワッドエキゾーストパイプがインストールされているほか、リヤウィンドウはそれほど傾斜していないことがわかります。
「iDrive8」にアップグレードされる内部は、大型で湾曲したインフォテイメント、およびインストルメントクラスタディスプレイが採用されると思われます。
パワートレインは、最高出力340psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンや、最高出力530psを発揮する4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンなどがキャリーオーバーされると予想されます。またクワッドターボディーゼルの「M50d」は近日中にラインアップから外され、プラグインハイブリッドの「M45e」にとって代わるほか、フラッグシップモデルとして「M60i」が新たに設定されると噂されています。