BMWのフラッグシップSUV「X7」改良型、ついにテールライト点灯!最終デザインが徐々に露出

■最高出力400psを発揮するプラグインハイブリッドの「M45e」を初設定

BMWは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「X7」改良型の開発に着手していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW X7 改良型 プロトタイプ

初代となるX7は、2017年に「X7 iパフォーマンス」として初公開され、2019年に発売、これが初の大幅改良となります。

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BMW X7 改良型 プロトタイプ

ニュルブルクリンクのテストコースへ戻るプロトタイプは、これまでで最も鮮明に捉えており、キドニーグリルはほぼ同じサイズと形状ですが、他のすべてが変更されている様子がうかがえます。

また、新しいヘッドライトは現行型よりはるかに低い位置にあり、フードと接触しなくなっています。7シリーズ改良型同様に、起亜、日産でみられるスプリットヘッドライトが採用されることが濃厚です。

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BMW X7 改良型 プロトタイプ

リヤエンドでは、新設計の湾曲したスリムなLEDテールライトが初めて点灯、デザインの一部が鮮明に確認できます。キャビン内では「iX」と「i4」のレイアウトに似た大型で湾曲したインフォテイメント、およびインストルメントクラスタディスプレイが採用されると思われます。

パワートレインは、最高出力340psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンや、最高出力530psを発揮する4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンなどがキャリーオーバーされると予想されます。

注目は、最高出力400psを発揮するプラグインハイブリッドの「M45e」で、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンと電気モーターが組み合わされます。これによりクワッドターボディーゼルの「M50d」は近日中にラインアップから外される可能性が高いと思われます。

また、かねてから噂のあったフラッグシップモデル「M60i」ですが、V型12気筒の需要が低下していることから、見送られる可能性があることが新たにわかりました。

X7改良型のワールドプレミアは、2022年の第2四半期と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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