梅村ゆき 
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■クルマ界の「コマツ」にも注目！
●2人におすすめのコマツの重機
菅田将暉さんと小松菜奈さんという、若者に絶大な指示を得るふたりがついに結婚を発表しました。
菅田さんはトヨタ「カローラ スポーツ」、小松さんはダイハツ「ムーブ」のCMに登場するなど、自動車業界にも関係の深いふたりの明るい話題に多くの人が笑顔をもらっている今日このごろですが、「スダ」はともかく、クルマ関係で「コマツ」と言えば、日本を代表する重機メーカーを思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか？
というわけで、今回はコマツの重機から「ナナ（7）」に関係するものをピックアップし、菅田さんと小松さんにおすすめしてみたいと思います！
●家具のまとめ買いも大丈夫 ダンプトラックの「HD785-“7”」
まずご紹介するのは、ダンプトラックの「HD785-“7”」です。全長10.29m×全幅6.885m、全高5.05mの超巨体を持ち、空車の状態でも車重は72.3トン、最大積載量は驚異の91.4トンという規格外の1台です。これだけの積載量があれば、IKEAで家具をまとめて購入しても1往復でじゅうぶんすむことでしょう。
前面左部に据え付けられたキャビンは、運転席と助手席の2シーターとなっており、菅田さんと小松さんがふたりでドライブするのにピッタリ。大容量のエアコンも完備され、意外に快適な空間となっているようですが、左ハンドルなので運転する際には少々注意が必要です。そもそも、シートに座るまでにフロント部に用意されたハシゴを登らなければならないので、小松さんはそれを踏まえた上でコーディネートを決定する必要がありそうです。
そんな巨体を動かすのは、約1200馬力を産み出すコマツ製30.48LV型12気筒エンジンです。ただし、トルク性能にパラメータを全フリしていることもあり、最高速度は65km/hしか出ないこともあり、そのサイズ感も相まって公道を走るのはなかなか難しいのが難点です。
●庭の造成に大活躍 ブルドーザの「D“7”1PXI-24」
もう少しコンパクトなものが良いということであれば、湿地型のブルドーザである「D“7”1PXI-24」もおすすめできそうです。
全長5.81m×全幅4.1m×全高3.33mと、比較的コンパクトなこの1台は、定評のあるブルドーザシリーズに先進の情報通信技術（ICT）を兼ね備えた最新モデルのひとつです。専用のアプリケーションと連携することで、現場に関わるすべての人が施工の最新状況を簡単に確認できるため、菅田さんと小松さんが将来建築する自宅豪邸の庭を造成する際などに大活躍することは間違いないでしょう。
搭載されるエンジンは、243馬力を発揮するコンパクト（？）な8.85Lの6気筒エンジン。ただ、23.5トンもの車両重量をもち、さらにはキャタピラ仕様のため、というよりもそもそも公道での走行を想定されていないため、トップギアである3速に入れても最高速度は11km/hしか出せません。
また、純正の状態では乗車定員が1名のため、あくまで自宅の広大な庭を耕したりするんなどの利用に限られてしまうのがなやましいところです。ちなみに、公表価格は5150万円です。
●使い勝手抜群のショベルカー 「PC“7”00LC-11」
最後に紹介するのは、重機の王様にしてはたらくクルマの代表格であるショベルカーの「PC“7”00LC-11」です。
コマツのショベルカーの中では大型の部類であり、全長12.63m×全幅4.25m×全高4.28m（砕石仕様の寸法）を誇ります。アームやバケットも含んだ総重量は66.9トンにもおよび、最大445PSを発揮する15.24LのV型6気筒エンジンが心臓部に搭載されています。さらに、アーム部分を最も高く上げた最大掘削高は11.68mと、まさに見上げるような巨体が魅力の1台です。
また、インテリアも装備が充実しています。見やすくわかりやすいLCDモニタが、機械側面と後方に設置された4台のカメラの画像を表示し安心かつ安全に走行できるほか、省エネ運転に必要な情報を表示してくれるため、燃費の向上にも貢献します。
さらに、AM/FMステレオラジオが装備されているほか、マガジンラックやカップホルダをはじめとした収納も充実しているため、使い勝手も抜群です。もちろん、フルオートエアコンも装備されています。
残念なのは、こちらもショベルカーはどうがんばっても公道を走行できるようにはならないということです。移動する場合は、それぞれのパーツに分解した上でトレーラーなどで積載することが原則のため、PC“7”00LC-11の公表価格7000万とは別に、積載用のトレーラーを購入する必要があり、コストや駐車スペースが割高になってしまうのが残念な部分と言わざるを得ません。
というわけで、コマツの「ナナ」に関する重機を3つご紹介しました。いずれも魅力的なモデルではありますが、それぞれ不便な点も少々見受けられるので、購入の前には事前によく確認したほうがよいかもしれません。
また、こうした重機は購入よりもレンタルで利用されることも多いため、もし気になる場合はまずは短期間のレンタルで試乗してみることを菅田将暉さん、小松菜奈さんへおすすめする事でお祝いとさせていただきます。
（梅村ゆき）
