200psの野獣ネイキッドに新色!スーパーチャージドエンジン搭載のカワサキ「Z H2」に2022年モデルが登場

■グレー×ブラックのボディにレッドのフレーム採用

カワサキは、スーパーネイキッドZシリーズのフラッグシップ「Z H2」の2022年モデルを発表。グレーとブラックのボディ色にレッドのフレームを採用したニューカラーを採用することを公表しました。

スーパーチャージドエンジン搭載のZ H2に2022年モデル
Z H2(2022年モデル)のフロントビュー

また、上級モデルの「Z H2 SE」は現行色を継続するとともに、Z H2と共に新価格を設定しています。

●200psを発揮するZシリーズの王

Z H2は、998ccのスーパーチャージャー付きエンジンを搭載し、200psという圧倒的パワーを発揮するビッグネイキッドモデルです。

元々Z H2は、やはりスーパーチャージャーを搭載し、最高出力231ps(ラムエア過給時242ps)を誇るフルカウルモデル「ニンジャH2」シリーズのカウルレス版として2020年に発売。カワサキのネイキッド車Zシリーズのフラッグシップモデルとして、高い人気を誇っているバイクです。

ちなみに、カワサキのZシリーズには、ほかにも「Z1000」「Z900」「Z650」「Z400」「Z250」をラインアップ。さまざまな排気量で個性的なスタイルと走りが楽しめます。

これらZシリーズ共通の「SUGOMI」デザインを採用しながらも、圧倒的な存在感を放つのがZ H2。その魅力は、強烈なパワーを持つエンジンだけでなく、車体や足まわりなども充実していることです。

スーパーチャージドエンジン搭載のZ H2に2022年モデル
Z H2(2022年モデル)の右サイドトビュー

低中速走行時の操縦性と高速域走行時の安定性のバランスが良い専用設計のトレリスフレーム、衝撃吸収性や減衰特性に優れ路面状況をつかみやすいショーワ製SFF-BPフロントフォークなどの装備で、溢れんばかりのパワーと扱い易さを両立しています。

その2022年モデルでは、ボディカラーに新しく「メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラック」を採用。グレー×ブラックのボディ色に、フレームのレッドが映えるスパルタンで存在感満点のカラーとなっています。

●電子制御サス装備のZ H2 SEは継続色

一方、上級モデルのZ H2 SE。こちらは、Z H2をベースに、「スカイフックテクノロジー」を実装した「KECS(カワサキ電子制御サスペンション)」を採用するなどで、より走りを磨いた仕様です。

スーパーチャージドエンジン搭載のZ H2に2022年モデル
Z H2 SE(のフロントビュー

KECSは、路面および走行状況に0.001秒という非常に速い反応速度で適応し、理想的な減衰力を提供するカワサキ独自のシステムです。大きな特徴は、まるで空からバイクを吊ったかのように、バネ(スプリング)上の車体を安定させる技術スカイフックEERA(電子制御ライドアジャスト)テクノロジーを採用していること。

任意で選べる走行モードのうち、レインモード時に作動するこのシステムの採用で、路面の凹凸に応じてショックアブソーバー内の減衰力を自動で調整、路面からの衝撃などを最小限にし、車体の走行安定性を向上させます。

ほかにもZ H2 SEでは、ブレンボ製Stylemaモノブロックキャリパーとブレンボフロントマスターシリンダーを装備したフロントブレーキコンポーネントも装備し、制動力とコントロール性をさらに向上しています。

スーパーチャージドエンジン搭載のZ H2に2022年モデル
Z H2 SEの左サイドトビュー

なお、Z H2 SEのカラーは、現行色「メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン」をそのまま継続。ブラックの車体に、カワサキのイメージ色ライムグリーンのフレームを採用した仕様となります。

価格(税込)は、Z H2が191万4000円、Z H2 SEが220万円。発売日はいずれも2021年12月17日です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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