■総合学術誌「ネイチャー」創刊、ツタンカーメンの墓発見
1868(明治元)年11月4日、英国の天文学者ノーマン・ロッキャー氏によって総合学術誌「ネイチャー」が創刊されました。同じく英国の総合科学誌「サイエンス」とともに、世界を代表する学術誌です。これまでに、X線の発見、DNAの構造、オゾンホールの発見、クローン羊など、誰もが知っている歴史的なテーマが取り上げられてきました。あの「STAP細胞」も掲載されましたが、ご存知の通り捏造や改ざん等の不正で撤回されました。
また1922(大正11)年のこの日、英国の考古学者ハワード・カーター氏らの発掘調査隊が、ツタンカーメン王の墓を発見。約3000年以上も前のツタンカーメンのミイラや有名な黄金のマスク、数々の装飾品などがほぼ完全な状態で発掘されて、世紀の大発見として世界中に衝撃を与えました。一方で、カーターの後援者だった英国人のカーナヴォン卿が、墓が発見された直後に亡くなったことで「ミイラの呪い」や「王家の呪い」説がもっともらしく噂されました。なによりもカーター自身は、65歳まで人生を全うしてガンで亡くなったので、呪いの噂の信憑性はありませんね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●コンチェルトの後継車、ホンダの小型セダン・ドマーニ登場!
1992(平成4)年のこの日、シビックとアコードの中間に位置する4ドアセダン「ドマーニ」の発売が始まりました。当時英国のローバーグループと提携していたホンダは、ローバーと共同開発した小型セダン「コンチェルト」を1988年から欧州と日本で販売していました。その後継にあたるのがドマーニですが、海外モデルからは完全に切り離され、ホンダ独自開発の日本専用車になりました。
ベースとなったのは、シビックのセダン「シビック フェリオ」であり、ボディ骨格やパワートレインが共用されました。スタイリングは、角型ヘッドライトにスラントノーズ、端正なフレームを持つピラーなど、オーソドックス過ぎてやや堅い印象を受けます。インテリアもフェリオより高級感を感じさせ、車室は能率的に整理されて使い勝手の良い構成となっています。
パワートレインは、1.6L直4 OHCおよびそのVTEC仕様、1.8L直4 DOHCの3種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は基本FFですが、「イントラック」と呼ばれるフルタイム4WDが用意されました。もともと先代は欧州を意識して開発されたので、足回りの設定やボディ構成、室内パッケージングのレベルは高く、実用性や快適性が重視されたモデルでした。
ドマーニは、広い室内空間と快適な乗り心地、力強い走りを実現したコンパクトなセダンでしたが、地味な印象は避けられませんでした。地味目のスタイリングだとすぐに「ホンダらしくない」「若々しさやダイナミックさに欠ける」といわれてしまうのは、ホンダ車の宿命ですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)