■驚異の航続840km、0-100km/h加速は1.85秒も視野に
テスラの4ドアサルーン「モデルS プラッド」の開発車両をカメラが捉えました。
同ブランドはモデルSの高性能グレード「Plaid」(プラッド)を6月に設定。3基の電気モーターを積み、システム合計で1,100hpを発揮するAWDです。動力性能は0-96km/h加速1.99秒、最高速度321km/h(200mph)という圧倒的パフォーマンスを持ちます。
9月には、ニュルブルクリンク北コースにて7分30秒909のコースレコードを叩き出し、ポルシェ「タイカン」の持つ7分42秒3を約12秒短縮、世界最速の量産EVの称号を手に入れたばかりです。
一方「プラッドS+」では、驚異の航続840km、0-100km/h加速はケーニグセグ「ジェメラ」の1.9秒はもちろん、現在最速のリマック「ネヴァーラ」の1.85秒さえも視野に入れていると噂されているモンスターEVシステムですが、今夏、同ブランドCEOイーロン・マスク氏が、高性能すぎることを理由に「プラッドS+」をキャンセルしたことをSNSでツイートしていました。
ニュルで目撃されたモデルSプロトタイプはカモフラージュを一切付けず、低いフロントスポイラー、大型のセラミックブレーキ、水平からほぼ垂直に移動するアクティブリアウィングを装備、かなりアグレッシブな姿が見てとれます。
現段階でこのプロトタイプの正体は不明で、車両を操作するソフトウェアのアップデートテストである可能性もありますが、噂の「プラッドS+」に期待したいですね。