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■地図データーが常に最新! スマホ用「ナビアプリ」を活用
世界中の自動車メーカーに多大な影響を及ぼすことになった半導体不足。人気車種では半年から1年、中には4年待ちといった長期間の納車待ちが発生する一因にもなっています。
以前にご紹介したとおり、世界中の自動車メーカーが取引している電子機器メーカーの半導体調達先が、台湾などの大手半導体メーカーに一極集中していたことに起因しています。
コロナ禍による巣籠もり需要の増加で、「スマホ」や「ゲーム機」など、高スペックな電子機器用半導体の生産に追われており、自動車用の半導体生産まで手が回らない模様で、そうした影響をモロに受けている電子機器の一つが「カーナビゲーション」。
新車への装着率が高いだけに、納車時期に大きな影響を与えているようです。
しかも数年後には車載ナビの地図データが古くなってしまい、販売店で地図データを更新しようとすると、数万円単位の出費が必要になるという問題も存在しています。
ならば、普段使いの高機能な「スマートフォン」をナビ代わりに活用しない手はありません。
●「スマホ ナビ」最大の課題は固定方法
スマホ用のナビアプリもどんどん進化しており、道案内に加え、渋滞予測も可能。クルマに乗る前にルート検索ができたり、常に最新の地図データが利用できるなど、コスパに優れるスマホ ナビですが、一方で悩ましいのがスマホ本体の車内への固定方法。
安全運転の観点からも、ここは熟考しなければなりません。「スマホ ホルダー」を使うのが手っ取り早い解決策ですが、多種多様なタイプが登場しており、選ぶのに一苦労します。
エアコン吹き出し口に取り付けるタイプやダッシュボードに吸盤や両面テープで固定するタイプ、ドリンクホルダーに装着するタイプ、クリップ型ホルダーなどがあり、それぞれ一長一短があるようです。
●エアコン吹き出し口への取り付けタイプ
●ダッシュボード上への取り付けタイプ(吸盤式)
●ドリンクホルダーへの取り付けタイプ
●クリップ型車載ホルダー(強力ゲル吸盤)
●CDスロット付きのクルマに朗報!
そうしたなか、最近注目されているのが、CDスロットに固定するタイプ。
スロット部に挿し込む3枚のヒレのうち、中央のヒレのみがネジ調整により可動する構造になっており、予想以上にがっちり固定できるため、走行時の振動でスマホが脱落するようなことはありません。
またエアコン吹き出し口を塞がないため、冷暖房の影響を受けないことや、吸盤を使わないため、車内が高温時や、長期間の連続使用による固定力の低下を心配する必要が無いのもメリット。
加えて、スマホをホルダーにセットする際に両側から挟むアームが多段ノッチ式になっているため、装着が容易で、スマホをホルダーから取外す際もリリースボタンを押すだけですみます。
デメリットとしてはCDスロットの無いクルマには装着できないことや、CDの出し入れが制限されることぐらいでしょうか。(CD挿入状態で装着可能)ダッシュボード上にホルダーを貼り付けたり、エアコン送風口を塞ぐのが嫌な場合に向きそうです。
ナビアプリの登場でスマホがカーナビの代用になる時代が来るとは予想していませんでしたが、便利な各種ホルダーの登場は実にありがたい限り。スマホ ナビは音声案内も可能なので、しっかり固定さえできれば常用ナビとして十分活用できそうです。
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