“Vaundy”の新曲を起用した「カローラ クロス」の見どころはココ!

■斬新な手法で撮影されたCMで新型「カローラ クロス」の世界観を訴求

トヨタ自動車が9月14日に正式発売した同社のクロスシリーズ第2弾「カローラ クロス」。翌15日からは同車の魅力を光のアートで表現した新CM「個性を駆け抜けて」篇の放映がスタートしています。

同CMは「BEHIND THE SCENE」をテーマに、360度のバーチャル空間に映し出された現代アート作品の中を走り抜けるカローラクロスを撮影したもので、CMソングにはストリート出身の若手アーティストVaundyの新曲「Tokimeki」が起用されています。

サイドビューの造形はRAV4にも通じる

ちなみに、新型カローラ クロスの車両サイズはヤリス クロス比でそれぞれ、全長4,490(+310)×全幅1,825(+60)×全高1,620mm(+30)で、ホイールベースが2,640mm(+80)。最低地上高は160mm(-10)で、兄貴分のRAV4とヤリス クロスの中間サイズになっています。

熟成を重ねたGA-Cプラットフォームを採用

熟成を重ねたGA-Cプラットフォームを採用しており、高剛性ボディにより操縦安定性を向上。エンジン音・ロードノイズ低減に有効な吸音素材の最適配置により、静かな車内空間を実現しています。

HV仕様のパワートレーンには、カローラ クロス用に最適化した1.8L 2ZR-FXEエンジンを採用。2WDのHVモデル(車重1,410kg)では、クラストップレベルのWLTCモード燃費26.2km/Lを達成しています。

また2WD仕様のリヤサスペンションには、新開発のトーションビームを採用しており、大型ゴムブッシュにより凹凸路でもしなやかな乗り心地を実現。クラストップレベルの最小回転半径(5.2m)の実現により、狭い道や駐車場などでの取り回しが楽になっています。

●Zグレードにはシーケンシャル・ウインカーを標準装備

Zグレードには4連式のLEDシーケンシャル・ウインカーを標準装備

同モデルは昨夏、アジア市場に先行投入され、本年6月には米国でも正式発表されましたが、日本向けには、より国内市場に馴染むよう、凛々しい表情のフロントマスクが与えられています。

ZグレードのBi-BeamLEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム兼用)には、視認性に優れるDRL(デイタイム・ランニング・ランプ)のほか、右左折時などに光が外側へ流れるゴージャスなLEDシーケンシャル・ウインカーを標準装備。

Cピラー上部に設けられたクローム調のネームプレートが目を惹く。リヤスポイラーは全車標準装備。

サイドビューはRAV4にも通じる意匠が採用されており、Cピラー上部に設けられたクローム調のネームプレートが目を惹きます。またZ、Sグレードにはルーフレールを標準装備。

LED「ライン発光テールランプ」をZグレードに採用

すっきりとした印象のリヤビューにはリヤスポイラーを全車標準装備しており、他SUVとの識別を明確にする左右独立タイプのLED式テールランプを採用。国内専用の機能配列になっており、ZグレードにはLED「ライン発光テールランプ」を採用。

両手がふさがっていてもリヤバンパー下に足を出し入れするだけで、バックドアを開閉できるハンズフリー・パワーバックドアをZグレードに標準装備(SグレードにOPT設定:7.7万円)しています。

●ラゲッジ容量487Lを確保! リクライニング機構付きリヤシートを装備

2段階リクライニング機能付き6:4分割可倒式リヤシートを全車標準装備

一方、インテリアではZ、Sグレードに前後方向に開口面積が大きく、開放感抜群のパノラマルーフがOPT設定(11万円)されており、電動ロールシェードで日差しのコントロールが可能となっています。

スポーツやレジャーに適した荷室の広い「カローラ クロス」

後席膝元スペースに余裕を持たせており、2段階リクライニング機能付き6:4分割可倒式リヤシートを全車標準装備するなど、快適性を追求。Zグレードのシート表皮は一部本革仕様となっています。

ラゲッジ容量は、5人乗車時でも487L(ヤリス クロスは390L、RAV4は580L)を確保。後席を倒せばロードバイクの搭載が可能。

またLED式のルームランプ類や、電動パーキングブレーキを全車に標準装備しているほか、センターコンソールにスマートフォンなどの充電が可能なUSB端子を標準装備しているのも魅力。

9インチ画面&6スピーカー採用のディスプレイオーディオをオプション設定

HVモデルにはアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)がOPT設定(4.4万円)されており、停電など非常時に電気ポットやドライヤーなどの家電製品が使用可能になっています。

Z、Sグレードには9インチ画面/6スピーカー採用(標準は7インチ/4スピーカー)のディスプレイオーディオ(28,600円)や、パノラミックビューモニター(27,500円)をOPT設定。

●実質上の車両価格は224万円から。すでに納車は約半年待ち!?

ボディサイズはヤリス クロスより一回り大きい

安全面ではLTA(レーン・トレーシング・アシスト)や全車速追従機能付レーダークルーズコントロールなどを含む最新の「Toyota Safety Sense」を全車標準装備。

そんなカローラ クロスのエントリーモデルは199.9万円!  そのほか2WDモデルの車両価格は224万円(G)~299万円(HYBRID Z)の設定になっています。

試乗会等で細幅フロントピラーによる運転時の視界の良さや、乗り心地の良さが注目されている新型「カローラ クロス」ですが、8月21日から先行受注が開始されていることや、半導体不足の影響などから、年内の納車が難しく、早くても半年後の状況になっている模様。

現時点では受注の8割近くがHV仕様の最上位「Z」グレードが中心になっているそうで、今後の納期推移を含めた同車の販売動向が注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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