カローラクロス登場の影響?カローラルミオンの中古車相場が値上がり中【絶版中古車】

■日本ではカローラシリーズ、世界ではサイオンブランドで世界で販売されたグローバルモデル

トヨタ カローラは1966年の販売開始以来、グローバル累計販売台数5000台を超えるベストセラーカーです。そのカローラシリーズに2021年9月SUVのカローラクロスが追加されました。

カローラクロス外観01
カローラクロスのフロントスタイル。

国内市場において、カローラシリーズは4ドアセダン、ステーションワゴン、5ドアハッチバックにSUVが加わり多彩なボディタイプを揃えています。

また過去には2ドアクーペのレビンや2BOX車のFX、ランクスなど多彩なボディタイプをラインアップしていました。

そのカローラシリーズの歴史の中で、2007年~2015年に販売された「カローラルミオン」というモデルがあります。

現在販売されているカローラシリーズはすべて3ナンバーサイズとなっていますが、2007年当時、カローラシリーズ初の3ナンバーサイズとして話題になったのがカローラルミオンです。

カローラルミオン外観02
カローラルミオン後期型のフロントスタイル。

bBの成功を受けて2007年10月に登場し、2015年12月まで販売されたハイトワゴンのトヨタカローラルミオンは、「リラックスインスタイル」をテーマにカローラの資質である確かな基本性能を継承しつつ、自分らしさ・若々しさを大切にする幅広い年齢層に受けいれられるクルマに仕立てられました。

2000年に登場した9代目カローラをベースにボディ高剛性化をはじめ、新設計サスペンション、そしてワイドトレッドによる3ナンバーボディを採用しています。

その結果、世界に通用する優れた操縦性と走行安定性、快適な乗り心地を実現。日本国内だけでなく、サイオンxBとして世界で販売されたグローバルモデルとして販売されました。

カローラルミオン外観03
カローラルミオンのリアスタイル。

外観デザインは、コンパクトな全長の箱型シルエットと四隅に張り出したフェンダーのフレア造形により、広い室内空間を確保しながら、様々なシーンに似合うシンプルでユニークなスタイリングを創出しています。

一方、インテリアは高いベルトラインにより、心地よい包まれ感を演出するとともに、くつろげる雰囲気を醸成する天井イルミネーションランプや9スピーカーのオーディオシステム、使用シーンに応じた様々なシートアレンジなどにより、使いやすく快適な室内を実現しました。

カローラルミオン内装01
カローラルミオンのインストルメントパネル。

搭載されるエンジンは最高出力109ps・最大トルク136Nmを発生する1.5L直列4気筒自然吸気と、最高出力143ps・最大トルク173Nmを発生する1.8L直列4気筒自然吸気の2種類。

駆動方式は1.5L車がFFのみ、1.8L車はFFと4WDを設定し、駆動方式に関わらずトランスミッションは全車CVTが組み合わされています。

燃費性能は、JC08モードで1.5L車は17.8km/L。1.8LFF車は15.8km/L、4WD車は14.6km/Lと排気量による燃費差は小さく、使用燃料も同じレギュラーガソリンとなります。両エンジン搭載車に外観をエアロパーツでスタイリッシュに決めたエアロツアラーというグレードを設定しています。

2009年にマイナーチェンジを行い、内外装の変更。2013年の一部改良ではエンジンとミッションを改良し燃費&走行性能を向上させています。

カローラルミオン内装02
カローラルミオンのシート。

2015年末の生産終了から約6年が経過したハイトワゴンのカローラルミオンの最新の中古車事情はどうなっているのでしょうか。

現在、カローラルミオンの中古車は約380台流通していて、中古車の平均価格は約42.9万円。価格帯は約10万~約158万円で、約365台が100万円以下のプライスを付けています。

グレード構成は1.5Lエンジンを搭載した上級グレードの1.5Gが最も多く、次いで最上級グレードの1.8Sエアロツアラーが続いています。

お手頃価格で手に入る中古車のカローラルミオンですが、中古車市場は不穏な動きを示しています。3ヵ月前の2021年6月の時点では中古車は約550台、平均価格は約39.5万円でした。わずか3ヵ月で約31%の中古車が市場から姿を消し、平均価格も4万円近く値上がりしています。

半導体不足で新車供給が滞っており、中古車販売が盛況となっています。その好調による影響がカローラルミオンにもおよび値上がり傾向となっているのでしょう。

(文:萩原 文博/写真:トヨタ自動車)