日本市場も狙うオペル アストラ「スポーツツアラー」の開発車両は美しいロングルーフが特徴に?

■ライバルはトヨタ「カローラツーリング」、PHEVも設定される可能性あり

日本市場への再導入がはじまったオペルは主力モデル「アストラ」次期型を開発中ですが、その派生ワゴンとなる「アストラ スポーツツアラー」を、カメラが初めて捉えました。

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オペル アストラ スポーツツアラー 開発車両

兄弟モデルとなる新世代のプジョー「308 SW」がすでに提供していることから、オペルがアストラ派生ワゴンを設定するのは当然といえるでしょう。

エステートセグメントは、クロスオーバーSUVの流行により縮小していますが、いくつかのメーカーは実用性の高いロングルーフバリアントに投資を続けています。

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オペル アストラ スポーツツアラー 開発車両

アストラ スポーツツアラーは、プジョー308 SWのほか、VW「ゴルフヴァリアント」、トヨタ「カローラツーリング」、フォード「フォーカス ワゴン」などと市場で争うモデルです。

捉えたプロトタイプは、ボディ後部を厳重にカモフラージュ。前半分をハッチバックと共有、テールが新設計されることを意味しています。

後部には大幅に長いリアオーバーハング、低いローディングエリア、ルーフスポイラーを装備、ハッチバックに似たLEDテールライトの一部も見てとれます。兄弟車であるプジョー「308 SW」から判断すると、このスポーツツアラーもホイールベースが延長されている可能性が高いようです。

キャビン内では、10インチのデジタルインストルメントクラスタ、および10インチのインフォテインメントスクリーンで構成されるピュアパネルコクピットを装備します。

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オペル アストラ スポーツツアラー 開発車両

パワートレインはプジョー308から流用、最高出力110ps、および130psを発揮する1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジン、1.5リットル直列4気筒ディーゼルエンジンが予想されています。

ハッチバックには、EV走行60km、最高出力180ps、および225psを発揮する1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドも期待されていますが、果たしてスポーツツアラーにも流用されるのか注目です。

順調に行けば、アストラ スポーツツアラー新型のデビューは2022年初頭になりますが、近い将来日本市場に導入もあるかもしれません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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