最大50%オフも!ETC割引の知っておきたい休日、平日、深夜、時間帯などの違いは?

■割引・還元が盛り沢山! 知っておくべきETC割引を解説

ETC入口
ETCはElectronic Toll Collection Systemの略です。日本語では、電子料金収受システムと言います。

今や装着率が9割を超えるETC車載機。高速道路の料金所をキャッシュレスで通り抜けることができ、非常に便利なカー用品です。

ETCの良さは、簡便な料金支払いや料金所の渋滞緩和だけではありません。高速道路を管理するNEXCO3社等が展開する、割引サービスも魅力の一つです。今回は、知っておきたいETCの割引制度について、解説していきます。

●ETCを使うのは当たり前! 割引制度も多種多様に広がる

ETC車載機
装着率・利用率ともに9割を超えるETC。普及には割引制度も一役買っています。

ETC車載機の装着率は90%を超え、実際に高速道路でETCを利用する人も年々増えています。

国土交通省のデータによると、平成19年3月には65.9%だったETC利用率は年々高まり、直近の令和3年6月には高速道路を利用するクルマの、実に93.5%がETCを利用しています。今やカーライフの中で欠かすことのできないサービスとなりました。

ETCによる割引制度は多岐にわたります。最もメジャーなものが、NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本が展開している割引です。3社が用意している代表的な割引が、「休日割引」「深夜割引」「平日朝夕割引」です。

また、ETC2.0割引、大口多頻度割引、外環道迂回利用割引、アクアライン割引、観光フリーパスや周遊プランなど、地域限定や高速道路の利用頻度に応じて利用できる割引も多数あります。高速道路を利用する際には、各道路のホームページを確認してみると、意外な発見があるかもしれません。

今回は、NEXCO3社が展開する、代表的な3つの割引サービスを詳しく見ていきましょう。

●登録なしですぐに割引適用される「休日割引」と「深夜割引」

休日割引は普通車・軽自動車限定で、ETC利用により地方部の高速道路が30%割引になる制度です。対象となる日時は、土曜日・日曜日・祝日および毎年1月2日と3日になります(ゴールデンウィーク期間やお盆、シルバウィーク期間には例外的に平日にも適用される場合があります)。対象となる道路はNEXCO3社が管理する全国の高速自動車国道と一部の一般有料道路です。

休日割引を利用する際に注意しなければならないのは、NEXCO3社が管理する道路の中に、割引適用外区間がある点です。休日割引適用外となるのは、東京近郊道路と大阪近郊道路になります。たとえば東北道の川口JCT~加須ICの間、東名高速の東京~厚木の間などの複数区間です。適用外道路について詳しくは、NEXCO3社のホームページで確認してみてください。

ETCレーン
休日割引や深夜割引は、ETC車載機の付いたクルマで、ETCカードを指し、ETCレーンを使うだけです。手軽に使える割引を利用しない手はありません。

また、2021年9月14日現在、休日割引は新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止を図るため、適用除外を9月26日まで行っています。2020年から割引適用除外は延長を続けており、今後、いつから適用再開されるのかは不透明な状況です。こちらの状況も、NEXCO各社のホームページ等で利用の可否をご確認ください。

深夜割引は、毎日午前0時~午前4時の間に高速道路を利用すると通行料金が30%割引になる制度です。すべての車種が対象で、NEXCO3社が管理する、全国の高速自動車国道と一部の一般有料道路で利用できます。

休日割引と深夜割引は、ETC車載機の付いた割引対象のクルマでETCレーンを利用すれば、自動的に適用される割引制度です。事前の登録などは必要ないので、積極的に利用したいサービスですね。

●登録が必要な割引制度「平日朝夕割引」

通勤割引というと耳なじみのある方も多いのではないでしょうか。以前の通勤割引に最も近い割引制度が「平日朝夕割引」です。

すべての車種を対象に、平日6時~9時と17時~20時に高速道路を利用すると、利用回数に応じて、利用料金の30%~50%が無料通行分として還元されるサービスになります。こちらも、東京近郊と大阪近郊の道路は対象外です。

こちらのサービスは、先に挙げた休日割引や深夜割引と違い、事前にETCマイレージサービスへの登録が必要となります。ETCマイレージサービスは高速道路をETCで利用すると通行料金の支払いに応じてポイントがたまるサービスです。登録には、氏名・生年月日・住所・電話番号の登録と、ETCカード番号と有効期限・ナンバープレート4ケタ・ETC車載機管理番号を入力する必要があります。

ETCマイレージサービスへの登録が済んだら、平日の朝夕の時間帯にETCを利用して高速道路を走行しましょう。1ヵ月間(その月の1日から末日までの間)に割引対象走行が集計され、利用回数が所定の回数に達していると、回数に応じた還元率を通行料金に適用します。

1ヵ月の間に5~9回の利用では還元率が最大30%となり、10回以上の走行で最大50%の還元率です。還元額は翌月の20日にETCマイレージサービスへ無料通行分として送られてきます。

注意すべき点は、登録をしなければ、割引・還元を受けられないということです。月に何度も、朝夕の時間帯に高速道路を利用する方は、必ずETCマイレージサービスに登録をしておきましょう。

●まとめ

高速道路でETC利用した際に適用される割引サービスを3つ紹介してきました。

登録なしで利用できるもの、登録が必要なものなど、サービスの形態は様々です。一度、よく利用する高速道路や一般有料道路のホームページを確認し、どのような割引サービスがあるのかチェックしてみると良いでしょう。ETCを使って、お得にカーライフを楽しんでください。

(文:佐々木 亘

この記事の著者

佐々木亘 近影

佐々木亘

大学卒業後、銀行員になるも3年で退職し、大好きだった車の世界へ足を踏み入れました。自動車ディーラー営業マンへ転職し、レクサス・セールスコンサルタントとして自動車販売の現場に7年間従事します。
現在はフリーライターとして独立し、金融業と自動車ディーラーでの経験を活かして活動中です。車にまつわる金融・保険・法規などの、小難しいテーマを噛み砕き、わかりやすい情報へと変換して発信することを心がけています。常にエンドユーザーの目線に立った、役立つ情報を届けていきたいと思います。
続きを見る
閉じる