■トルクベクタリング全輪駆動システムを標準装備、追加の最低地上高も提供
ホンダは、頑丈なスタイリングと改善されたオフロード機能を提供するとみられる新ブランド「TrailSport」(トレイススポーツ)のティザーイメージをリリースしました。

公開された画像には、荒野を走るプロトタイプ、山をイメージさせるイラストとオレンジカラーのロゴ、AWDのバッジ、大径エキゾーストパイプ、金属製のスキッドプレートなどが見てとれ、先日発表されたスバルのオフロードブランド「ウィルダネス」を意識している様子が伺えます。
ホンダは、「頑丈なフロントとリアのスタイリング、耐久性のあるクラッディングが期待できる」と語っています。

トレイルスポーツバリエーションでは、同社のトルクベクタリング全輪駆動システムを標準装備、追加の最低地上高を提供する独自のサスペンションにより、顧客はオフロード能力の向上を体感できるといいます。また分厚いタイヤ、足回りのガード、「拡張された全輪駆動システム機能」もあることがわかっています。
キャビン内では、スバル「ウィルダネス」のようにステアリングホイール、ギアシフター、シートなどにオレンジカラーがあしらわれる可能性もありそうです。
新ブランドの正式発表は2021年後半で、「ブランドの小型トラックラインナップ」と伝えられることから「パスポート」と「リッジライン」が予想されます。
米国ホンダのDave Gardner氏は「TrailSportは我々の険しい方向への次の章を表現しており、冒険を求めるバイヤーにアピールする小型トラックに、独自のスタイリングをもたらします」と話しています。
現段階で日本発売されるSUVラインナップへの追加は不明ですが、期待は高まります。