スバル新型レガシィ アウトバックは、逞しいエクステリアと先進的なインテリアが魅力

■新型レガシィ・アウトバックの概要をチェック

すでにティザーサイトで2021年9月2日に日本初公開、先行予約開始とアナウンスされていたスバル新型レガシィアウトバックが公開されました。先代は2021年1月で受注を終了していました。

SUBARU レガシィ・アウトバック
新型レガシィ・アウトバックのイメージ

アメリカで2019年に初披露されたセダンのB4は、日本には導入されないようです。セダン市場がシュリンクしている中では妥当といえる判断かもしれません。

新型レガシィ・アウトバックは、現行レヴォーグと同じように「SUBARU GLOBAL PLATFORM」にフルインナーフレーム構造を採用し、ボディ全体の骨格連続性が高められています。

SUBARU レガシィ・アウトバック
新型レガシィ・アウトバックのリヤビュー

搭載されるパワートレーンは、レヴォーグと同様に新世代の1.8L水平対向直噴ターボの「DIT」とCVTのリニアトロニックの組み合わせ。最新技術のリーン燃焼による優れた環境性能に加えて、177PS/5200-5600rpm、300Nm/1600-3600rpmというスペックもレヴォーグと同値になっています。

SUBARU レガシィ・アウトバック
「Limited EX」のフロントビュー

駆動方式はもちろん、シンメトリカルAWDで、天候や路面状況などを問わず安定した走りを実現するはず。ボディサイズは、全長4870×全幅1875×全高1675mm(Limited EX)で、ホイールベースは2745mm。最低地上高は213mm(こちらは、社内測定値で欧州値と同じ)。

SUBARU レガシィ・アウトバック
「X-BREAK EX」のエクステリア

用意されるグレードは、最上級仕様の「Limited EX」と遊び心のある加飾が印象的なアクティビティ仕様の「X-BREAK EX」の2つ。

先代レガシィ・アウトバックは、全長4820×全幅1840×全高1605mmですので、50mm長く、35mmワイドで、70mm低くなっています。ホイールベースは2745mmで同値。事前撮影会が行われたSUBARU里山スタジオでもひとまわり多くなった印象を受けました。

SUBARU レガシィ・アウトバック
新型レガシィ・アウトバックのインパネ

エクステリアは、より存在感が増したヘキサゴングリルをはじめ、ボディ下側を取り囲むブラックのクラッディングなど、先代アウトバックやXVなどでもお馴染みの加飾が施され、前後バンパーガードによりタフな印象を受けます。

フルLED化されたハイ/ロービームランプ、LEDリヤコンビランプは、横長の「C」字型のようなデザインになっています。

SUBARU レガシィ・アウトバック
タッチ式のセンターディスプレイを採用

一方のインテリアで最も目を惹くのは、レヴォーグと同様に、タブレットのようなタッチ式の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイで、ナビやオーディオ、エアコン設定、アプリ、車両設定、電話など多彩な機能の表示、操作が可能になっています。

先進安全装備は、「アイサイト(アイサイト コアテクノロジー)」と「アイサイトX」が全車標準で、運転支援テクノロジーと視界拡張テクノロジーからなる「アイサイトセイフティプラス」「ドライバーモニタリングシステム」などが標準装備されます。

レヴォーグは、グレードにより「アイサイトX」が未設定で、視界拡張テクノロジーやドライバーモニタリングシステムがメーカーオプションなので、新型レガシィ・アウトバックは、いずれのグレードを選んでもフル装備になります。

(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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