■エアロコンポーネントは軽量化のため多くがカーボンファイバー製
シボレーは2019年に新型「コルベット・スティングレイ」を発表していますが、その頂点に君臨するハイパフォーマンスモデル「コルベット Z06」の最新プロトタイプを鮮明にカメラが捉えました。
ニュルブルクリンク高速テストに出現したプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが軽く、エクステリアのディティールが判別できる状態です。
そこには目立つスプリッターを備えた新設計のフロントバンパー、エアロカナード、および冷却の改善とダウンフォースの増加のために拡大されたエアインテークなど、ノーマル状態と比較して大幅に変更されている様子が伺えます。
またサイドではリアフェンダーのインテークが大型化され、リアの足回りには5スポークホイールと345/24Z R21ミシュランパイロットスポーツカップ2Rタイヤが装備されているようです。
さらに後部には固定された大型リアウィング、その下部にはアウトレットを備える新バンパーを確認。先代モデルと同様にセンターにはクワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
エアロコンポーネントは軽量化のため多くがカーボンファイバー製となることが予想されます。
ベースとなるコルベットのパワートレインは、最高出力502ps・最大トルク637Nmを発揮する6.2リットルV型8気筒エンジンを搭載しますが、Z06新型では、最高出力626ps・最大トルク651Nを発揮する5.5リットル、フラットプレーンクランクV型8気筒エンジンが搭載されると思われます。動力性能は0-100km/h加速2.9秒・最高速度は296km/hを超えると予想されています。
コルベットZ06は、2023年モデルとして今秋のデビューが期待できそうです。