■特別なアートワークが施された「ユニファイングスパー」もお披露目
ベントレーは、「モントレー・カー・ウィーク2021」において、6台の新型モデルを初公開しました。今回のイベントでは、ベントレーが掲げる「ビヨンド100戦略」を紹介する手作りのディスプレイも設置されたそう。
「モントレー・カー・ウィーク2021」では、バイオ燃料が搭載された「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」を中心に、開発中のサステイナブルな素材や、カーボンニュートラルとクライメートポジティブ(二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量よりも削減する量を減らすこと)を実現するための道筋に関する情報が展示されました。
中でも注目は、ベントレーの「ユニファイングスパー」で、ボディにはデザイナーのリッチ・モリスが制作したアートワークが施されています。
ベントレーの新しい多様性があり、包括的な戦略を強調するためのものだそうで、2025年までに管理職における多様性を30%に高めることを目標に掲げています。
以前お伝えしたように、新型フライングスパー・マリナーも公開されています。
同モデルは、フライングスパー・シリーズの最高級モデルで、マリナー独自のディテールが与えられています。セルフレベリングセンターキャップ付きの22インチマリナーホイール、同モデル独自の「ダブルダイヤモンド」フロントグリル、サテンシルバーのミラーキャップがエレガントな雰囲気を演出。キャビンには、ベントレーの定評あるハンドクラフトマンシップをさらに引き上げるトリムと素材が用意されています。
マリナーにはほかにも、エンジニアリング・プロトタイプも出展。6,000マイルに達する開発、耐久プログラムを終えた開発プロトタイプ「Car Zero」は、モントレー・カー・ウィーク期間中、毎日半島周辺の道路を走り、350マイルを一度も休むことなく走破したそう。
マリナーのショーケースに加えて、ベントレーの主力モデルの新型車も展示されました。ベンテイガハイブリッドのほか、新型フライングスパー・ハイブリッドも展示され、ベントレーの新しいハイブリッドシリーズが初公開されています。ベントレーのラインナップの3分の2には、ハイブリッドのオプションが設定されることになっています。
これは、2025年までに、電動化と最初のバッテリーEVをリリースするという、同ブランドの取り組みの一環になっています。
(塚田 勝弘)