ベントレーにハイブリッドモデルを設定。新型フライングスパー・マリナーを2022年第二四半期に日本に導入へ

■クラフトマンシップによるゴージャスなインテリア

2021年8月13日、ベントレーは、新型フライングスパー・マリナーをカリフォルニアで開催された「モントレー・カー・ウィーク」で公開しました。

マリナーは、フライングスパー・シリーズの最上級モデルで、最新クラフトマンシップの頂点に君臨するモデルにふさわしい豪華さを兼ね備えています。

新型フライングスパー・マリナー
新型フライングスパー・マリナーのエクステリア

まず、ゴージャスなエクステリアをチェックしましょう。

「ダブルダイヤモンド」のフロントグリル、「クローム・フロントロワーグリル」をはじめ、マリナーブランド入りのビスポークウィングベント、サテンシルバー塗装のミラーキャップなどが配置されています。アイコニックなベントレーの「フライングB」は、電動でイルミネーションが付きます。

新型フライングスパー・マリナー
新型フライングスパー・マリナーのリヤビュー

ジュエルフューエルキャップとオイルキャップも装着されています。足元は、グレー塗装のポリッシュ仕上げになる専用22インチホイールが目を惹きます。タイヤが回転しても角度が変わらないセルフレベリングホイールキャップ付き。

新型フライングスパー・マリナー
マスコットの「フライングB」

一方のインテリアは、イルミネーション付きのアウタートレッドプレートと深みのある「パイル」の「マリナー・オーバーマット」が備わり、ゴージャスな仕立てになっています。

キャビンは、カスタムメイドな3色の組み合わせを8種類から選択できます。贅沢にトリミングされた運転席には、抜かりのないアクセントカラーのパイピング、手縫いのシートにはマリナー独自の刺繍が施されています。

新型フライングスパー・マリナー
新型フライングスパー・マリナーの専用22インチアルミホイール

インテリアのカラーコーディネイトである「アスコット」は、インパネ、ドアトリム、ヘッドライニングが「インペリアルブルー」のレザーでまとめられ、シートはスタイルを強調するライトタンのキャメルという色のレザーになっています。ホワイトのマイクロパイピング、刺繍、アクセントラインは、個性的なマリナーのインテリアに3つ目の色がプラスされています。

新型フライングスパー・マリナー
新型フライングスパー・マリナーのインテリア

ほかにも、「ホットスパー&ベルーガ」の「フレア」や「リネン&ブルネル」の「シリウス」といったコンビネーションがあり、どちらもシルバーがアクセントになっています。ほかにも、「マリナードライビングスペシフィケーション」が標準装備されています。

「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のキルティングシート、ドアは3Dレザーで仕上げられています。コントラストの効いたシートのパイピングは、センターコンソールからインパネまわり、ドアのウエストレールの下まで施され、ベントレーの「B」をかたどったクロームインレイを強調。

ラグジュアリーな「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のインテリアキルティングには、開発に18ヵ月もかかったという刺繍が含まれています。各ダイヤモンド型には、712ものステッチが入っていて、すべてが菱形の中心に向かった意匠になっています。

新型フライングスパー・マリナー
ゴージャスなリヤシート。インテリアは「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のインテリアキルティングを用意

センターコンソールとリヤコンソールのダイヤモンドミル仕上げには、現代のクラフトマンシップとラグジュアリーさが融合されています。ダッシュボードのセンターには、クローム仕上げの「ブルズアイベント」と共に、「ブラッシュシルバー」のマリナークロックを配置。

さらに、ベントレーローテーションディスプレイ、スポーツペダル、ヒーター付きデュオトーン3スポークステアリングホイール、パノラマ式サンルーフなどがさらに高級感を演出しています。

使い勝手の面では、前席の背もたれ裏側に、専用の電動式ピクニックテーブルが収納され、ボタンを1回押すだけで展開。ウッド製テーブルは、下ろすと自動的に水平になり、レザートリムの表面にはペンやスタイラスを収納できるくぼみが設けられています。ボタンを押し続けると、テーブルが元の位置に収納されます。

新型フライングスパー・マリナー
新型フライングスパー・マリナーのメーターディスプレイ

フライングスパー・マリナーのパワートレーンは、ベントレーのV8、W12、新型V6ハイブリッドを設定。6.0LのツインターボW12エンジンの場合、フライングスパー マリナーの加速は0-100km/hが3.8秒、最高速度は333km/hになります。

新世代の4.0LツインターボV8エンジンは、最高速度318km/h、0-100km/h加速は、4.1秒でクリア。新型V6ハイブリッドは、0-100km/h加速4.3秒、最高速度285km/hに達します。

日本でのデリバリーは2022年第二四半期が予定されています。価格はV6ハイブリッドモデル、V8モデルは3350万円。W12モデルは、3650万円(消費税込み)です。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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