Sクラスや7シリーズがライバル。ジェネシス G90次期型、フルEVも設定へ

■フロントエンドには2層に別れた5連LEDを装備

ヒュンダイ傘下のハイブランド「ジェネシス」のフラッグシップ4ドア「G90」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ジェネシス G90 新型プロトタイプ

初代G90は、2018年まで「EQ900」の車名で販売されていましたが、2018年に登場した現行モデルからG90の名称が与えられています。

ライバルはレクサス「LS」、メルセデスベンツ「Sクラス」、そしてBMW「7シリーズ」など、世界のフラッグシップセダンとなっています。

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ジェネシス G90 新型プロトタイプ

6月に入って捉えた2度目のプロトタイプは、主要な競合他社モデルの本拠地で再びキャッチされました。

足回りにY字型の複雑なデザインの合金ホイールを装着、フロントエンドには2層に別れた5連LEDが初めて点灯しています。サイドビューでは、Cピラーの後ろに小さな固定ウィンドウを装備しており、次世代型のホイールベースが延長される可能性がありそうです。

リアエンドでは、スプリットLEDテールライトの一部、角を持つデュアルエキゾーストシステムなど、最終市販コンポーネントがついに装着されました。

パワートレインの最新情報も入ってきました。5.0リットルV型8気筒ツインター自然吸気ツインターボエンジンは廃止され、3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンが最も強力なパワートレインなり、最高出力は380hp・最大トルク530Nmが期待できるといいます。

ただし、ライバルであるアウディ、メルセデス・ベンツ、BMWはV型8気筒をラインアップしており、物足りなさも感じるため、より強力なモデル計画がある可能性もあるほか、フルエレクトリックモデルも期待されています。

G90は2021年後半までに発売が予定されているため、近日中にカモフラージュが外される可能性もあります。またフルEVの登場は2022年内と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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