新型BMW・M2、専用グリルが初露出。登場は2022年後半?

■攻撃性を高めるような水平スラットを装備

BMWは7月、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、コンパクト2ドアクーペ「2シリーズクーペ」の実車を公開しましたが、その最上級モデルとなる新型「M2」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW M2クーペ 新型プロトタイプ

目撃した開発車両は、フロントマスクをはじめ、サイドからリアにかけ偽装パネルで覆われていますが、最終デザインと思われるグリルが初めて露出。

ベースとなる2シリーズクーペとは異なり、攻撃性を高めるような水平スラットを備えていることがわかります。

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BMW M2クーペ 新型プロトタイプ

他では拡大されたエアインテーク、専用デザインのホイール、ワイドフェンダー、「M240i」と同様のMミラーを装着しています。

またヘッドライトもベースモデルと異なるように見えるほか、クワッドエキゾーストパイプ、大径ホイール、ローダウンされたスポーツサスペンションが最上級モデルであることを示しています。

このプロトタイプにはカーボンルーフが装着されていませんが、おそらくオプション設定となるはずです。

キャビン内は根本的に異なることがわかりました。ベースモデルでは「3シリーズ」や「4シリーズ」を踏襲しますが、「i4」や「iX」にみられる自立型のデジタルインストルメントクラスタと湾曲したインフォテイメントディスプレイを備えます。

最終デザインに引き継がれるかはまだ不明ですが、i4やiX同様にBMWオペレーティングシステム8の搭載にも期待が膨らみます。

予想されるパワートレインは、M3セダンおよびM4クーペに搭載されている3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンです。アップデートされた最新情報によると、M240が最高出力387psを発揮するのに対し、M2クーペでは最高出力480ps、最大トルク542Nmという圧倒的パワーを発揮するといいます。

また駆動方式は後輪駆動のみと噂され、トランスミッションはデュアルクラッチ(DCT)に加え、6速マニュアルトランスミッションも期待できそうです。

噂によると、新型M2は2022年12月まで生産が開始されないと言われており、ワールドプレミアも2022年後半となるでしょう。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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