■ブランド初となるエレクトリック・スクーター、最大25km/hで走行
ランボルギーニは、ブランド初となるエレクトリック・スクーター「AL1」を発売しました。
同社CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は、2024年までに全モデルを電動化する「Cor Tauri」(コル・タウリ)計画を発表しており、2020年代後半には、「ウラカン」、「アヴェンタドール」、「ウルス」に続くランボルギーニ第4のモデルとなる新型をフルエレクトリックモデルとして発売することもわかっています。
ヴィンケルマンが言及しなかったのは、顧客はすでにランボルギーニブランドのEVを購入することができるということです。ただし、問題はそれが2つの車輪と最高速度15.5mph(約25km/h)だということです。
AL1電動スクーターは、フロントサスペンション付きの軽量マグネシウムブレーキを備え、8インチホイールに載っており、フロントに電動ブレーキ、リアにメカニカルブレーキが搭載されています。重量は「アヴェンタドール」所有者の平均的な財布とほぼ同じ28.6ポンド(13kg)で、最大220ポンド(100kg)のライダーを運ぶことが可能です。
ホイールには空気入りタイヤが装着されていないためパンクの心配はなく、粗い路面でも本格的なスーパーカースタイルのキドニージグリングライドを実現できるといいます。
パフォーマンスはランボルギーニにしては控えめで、280Whバッテリーから電流を引き出す350Wのシングル・ブラシレスモーターにより、最高速度はECOモードでわずか4mph(6km/h)、Dモードで12mph(20km/h)、Sモードで16mph(25km/h)となっています。
また、スマートディスプレイを使用すると、速度とバッテリー寿命が監視可能となります。LEDライトは、V12サウンドがなくても人々がライダーを十分に注意してくれ、充電に関しては通常の家庭用プラグを使用して3〜5時間で完了します。
しかし最高な点は、これが1つのランボルギーニであり、宝くじに当選する必要がないことで、わずか591ドル(約6万5000円)で購入可能だということでしょう。