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●初代チェリーバン(日産) vs マツダ3(マツダ)
これまでの国内車名アクセラが、世界統一車名への改称とともにモデルチェンジしたマツダ3を見たとき、筆者は初代チェリーバンを思い出しました。
チェリーバンについては、当時の雰囲気を楽しんでいただくため、カタログページ写真をそのまま載せることにします。
この2台、どこが似ているかというと、どちらもバックドアガラスが寝かせ気味で、かつ、斜め後方視界を遮るのが目的であるかのようにリヤピラーが太いところです。時代もボディサイズも段違い、ドア数が違えばフードとキャビンの比率も相違しているので、サイドから見たときの輪郭全体が似ているとはいえませんが、ボディ後半部は似ているように感じられます。
スタイリングもさることながら、アングルまで近似した両車の写真を揃えることができました。もしかしたらマツダ3のカメラマンは、どこかで見たこれらチェリーバンの写真を覚えていて、同じアングルのマツダ3を意識的に撮ったのではないかと思うほどよく似ています。だとしたらそのカメラマンも「なんだか昔見たチェリーに似ているなぁ」と思ったのかも知れません。
チェリーバンのリヤピラーの形状は、本家セダンのモチーフをそのままバンにも採り入れていたのです。
これら5組のクルマたち、自分には似て見えますが、皆さんはどう感じますか?
(文:山口 尚志 写真:トヨタ自動車/日産自動車/本田技研工業/マツダ/モーターファン・アーカイブ/山口尚志)