■ステアリングから手を離さず操作できる音声コマンド機能も搭載
あおり運転や万一の事故の証拠・ドライブの記録などとして、根強いニーズを誇っているドライブレコーダー。
JVCケンウッドは、ドライブレコーダーの新商品として、同社初となるデジタルルームミラー型「DRV-EM4700」を2021年7月下旬から発売します。
同モデルは、高画質で広視野角の大画面12型IPS液晶が搭載されたデジタルルームミラーであり、前後撮影対応の2カメラドライブレコーダーでもあります。
前方と後方の走行映像の録画はもちろん、デジタルルームミラーとして、リヤカメラによる後方映像をリアルタイムに高画質な大画面に映し出すことが可能。これにより、荷物を多く積んだ際などでも死角を小さくし、後方視界を確保できる利点もあります。キャンプなどの趣味や仕事などで荷物が多くなる人にもおススメできます。
ドライブレコーダー機能として、フロント/リヤカメラともに高感度CMOSセンサーの「STARVISTM」が搭載されています。夜間やトンネル内など、暗いシーンでも明るく鮮明な映像で前後同時撮影、録画に対応。
また、日本で多数を占める右ハンドル車のドライバーと同じ目線で録画ができる「右側カメラ仕様スライド式フロントカメラ」が採用されています。
さらに、万が一の際にハンドルから手を放さずに録画を開始できる音声コマンド機能や、最長24時間の駐車監視録画などにも対応しています。なお、駐車監視録画には、別売の車載電源ケーブル「CA-DR550」(オープン価格。市場想定価格は7000円前後、8月下旬発売予定)による電源接続が必要になります。
前後カメラともにフルハイビジョン録画に対応しています。ナンバープレートや標識など走行時の映像を細部まで高精細に録画することが可能。「WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能」も搭載され、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した録画が可能です。
ほかにも、走行中にステアリングから手を放さずに、発話によって主な基本操作を行うことができる「音声コマンド機能」が搭載されているのもトピックスです。
音声コマンドは、緊急時などに手動録画を開始できる「イベント記録開始」のほか、静止画撮影ができる「写真を撮ります」、表示画面を切り替えられる「フロントカメラ」「バックカメラ」「すべてのカメラ」の5つの音声コマンドに対応。
液晶モニターにタッチパネル液晶が採用されているのも特徴です。タッチ操作により、フロントカメラとリヤカメラの表示エリアの調整(上下スライド)のほか、前方と後方の画面表示の切り替え(タッチ)、画面の明るさ調整(左右スライド)もできます。
さらに、SDカードの録画領域をあらかじめ確保して断片化を未然に防止し、SDカードのエラーを防ぐ同社独自の記録システムを採用。ドライブレコーダーで録画する際に、定期的に必要だったSDカードのフォーマット(初期化)作業が不要で、録画の信頼性を向上させます。なお、録画設定の変更やSDカードの状態によってはフォーマットが必要になります。
ドライブレコーダーで人気ブランドである「ケンウッド」からリリースされるデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4700」。価格はオープンで、市場想定価格は6万1000円前後となっています。
(塚田 勝弘)