■中国市場へは「EVOS」投入、欧州モデルは専用デザインに
フォードは主力モデル「モンデオ」後継モデルを開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代モンデオは1993年に登場、現行型は2013年に発売されましたが、すでに2022年に生産終了することが決定しており、その後継モデルに注目が集まっていました。
そんな中、フォードは4月の上海モーターショーでクロスオーバー「Evos」(エヴォス)をワールドプレミア、モンデオの後継モデルと見られていました。
しかし、直後にフォード北米の製品コミュニケーションディレクターであるマイク・レビン氏は「エヴォスは中国専売モデルであり、他の地域で発売する計画はありません」とツイートしており、欧州や北米モデルの行方に注目が集まっています。
捉えた最新プロトタイプは、厳重なカモフラージュがほどこされていますが、新設計されたバンパーや、エヴォスに似たLEDデイタイムランニングライトを備えるフロントマスクの一部が見えます。
しかし、エヴォスより最低地上高が低く、よりフラットなベルトライン、異なるリアドアを装備しているほか小さなピラーを採用しています。また全長が長くみえることにも気になる点と言えます。
さらにポップアップドアハンドル、ルーフ上に大型GPSシャーフフィンアンテナを装着しており、実車はエヴォスとはイメージがかなり異なるかもしれません。
モンデオ後継モデルと思われるこの車両のワールドプレミアは最速で2021年内と予想されますが、その車名が市販型でどうなるのかも注目したいところです。